脳脊髄液のミステリー
- 2018.06.23
- 脳脊髄液減少症

先日、帝京大学溝口病院 脳卒中カンファレンスにて
「脳脊髄液のミステリー:古くて新しい脳の知識」
の演題で発表してきました。
貴重な機会を頂きました、関係者方々、ご参加頂いた方々に心より感謝申し上げます。
カンファレンスでは
髄液異常の臨床:
髄液が多い疾患 水頭症
髄液が少ない疾患 脳脊髄液減少症
髄液の基礎:
髄液動態について
発生学、奇形学からの考察
について述べさせて頂きました。
またスポーツ心理学の臨床応用についても少し触れさせて頂きました。
まだまだ謎の多い脳脊髄液について、いろいろ考えることができて、有意義な会でした。
高橋先生
髄液が増えても減っても、似たような症状が出るのは何故ですか?
また、全く違う症状もありますか?
KM様
コメントありがとうございます。
頭痛に関すれば、髄液が多すぎても、少なすぎても生じます。
髄液過剰の代表である水頭症は、脳脊髄液減少症のような多彩な症状は一般的には呈しません。ご参考頂けますでしょうか?