脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

飲み過ぎは良くない

飲み過ぎは良くない

脳脊髄液減少症克服のため、水分補給は大切です。

ただし、飲み過ぎは良くありません。

水分取り過ぎの症状として、

  • 顔や手がむくむ
  • 尿量が多くなる

さらには

  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 吐気、嘔吐
  • 意識障害

などを生じ得ます。

血液検査では低ナトリウム血症を認めます。

水分補給は大切ですが、飲み過ぎにて脳脊髄液減少症を疑うような頭痛、倦怠感も生じ得ます。

その場合、飲めば飲むほど、症状が悪化します。

飲み過ぎかどうか、わからない場合は、病院で血液検査をしてみると良いでしょう。

40代の女性。

水分補給が大切と、水分補給をかなり意識していました。

一時期は水分を補給すると、頭痛が軽減していたのですが、ある時期、水分補給しても全く頭痛が軽減しなくなりました。

さらに水分を多く摂ると、頭痛に加えだるさも出てきました。

血液検査をするとナトリウムが128mEq/L と低下していたため、水分補給を抑えると、頭痛と倦怠感が改善しました。

彼女曰く、

「飲めば良いというものではないと認識しました。」

これから寒くなりますので、夏に比べれば水分摂取量は減ります。脱水には注意しつつも飲み過ぎにも気をつけましょう!