焦らない、焦らない!
- 2017.10.03
- 脳脊髄液減少症

40代の脳脊髄液減少症、女性。
ブラッドパッチ後、約3年を経て、完治に近い状態に回復しました。
この女性が回復のポイントとして語っていたのは、
- 焦らないようにする
- 睡眠を十分に取る
- 栄養をバランスよく摂る
だそうです。
当り前なような生活の基本ですが、とても重要です。
この女性は、焦ると、不安になって、眠れなくなる、食欲がなくなるという悪循環に陥る傾向があったそうです。
そこを焦らないよう心掛けると、不眠、食欲不振は改善されました。
もちろん調子には波があって、体調不良やストレス、不安から眠れない、食欲がないという事がなかった訳ではありません。
でも、なるべく上記の3つを心掛けていこう考えることで、生活のリズムが形成され、徐々に回復していったそうです。
どうしても早く回復したいと焦りが先行しがちですが、じっくりと生活の基本を意識して体力を回復させて行く事が重要と感じました。
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いつも拝見しております。
ブラッドパッチ後4ヶ月経ちました。漏れもふさがっており、走る、自転車に乗るはできます。この間、1時間くらい自転車に乗って走ることができました!
天気が崩れる前、振動がひどい乗り物に乗ると体調が崩れます。
復職にむけ、一対一のトレーナーをつけてできるピラティスに通おうか迷っております。そこは、半身不随のかたをみていたり、重たいものをいきなり持つのではなく、その人にあった少しずつの運動のようです。術後4ヶ月ですが、半年経つまで待つべきでしょうか?自分に合っていたら、4ヶ月でも通って良いものなのでしょうか?
みーやん様
コメントありがとうございます。
なかなか、どこまでやって良いかの判断は難しいです。
自分に合ってみたら、少しずつ、少しずつ、やって体調悪化がないかを見てみても良いかもしれませんが、文面からは・・・すいません。
高橋先生
焦らない、焦らない!
今ならよくわかります。
当時は、体調に一喜一憂していました。
自分に合う薬や栄養ドリンクを探して、整体やら星状神経ブロックやら、何やらカニやら、、、。
一刻も早く元気になって仕事をしないと!と、あたふたしているうち、いつのまにか仕事ができるようになりました。
「その時」がくるのを焦らず待つことが、大事だったようです。
k.m様
コメントありがとうございます。
闘病真っ只中の時は、視野も狭くなりますし、余裕をも無くなりますし、なかなか焦るな!と言っても、難しいものです。
でも、ふっと深呼吸する事で落ち着くこともあります。
脳脊髄液減少症を克服された先輩としての言葉としても重いものを感じます。
先日、惜しまれつつ亡くなった小林麻央さんが、ブログの中で、「病院が私の人生を代表する出来事ではない。」とのべていらっしゃいます。また、「今まで必要以上に病気の陰にかくれようとしていた。」とも。
大事な考え方だと思います。
私も、のべ四年にわたる長期療養休暇や身体障害者手帳の取得を通して、「闘」病するのではなく、病気とうまく「つきあう」という考え方ができるようになってきました。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
病気とうまく「つきあう」、症状があって、何ができるかを考えて、できる事をやっていく。
という考え方、脳脊髄液減少症においても大事と思います。貴重な御言葉、感謝です。
不安になったり、眠れなくなったりが続いている場合……
東洋医学では、水と血のバランスが崩れていると考えます。
お水を飲み過ぎて腎臓が弱ってないか、血が薄くなるのではないかというイメージがあります。
体験者としては、脳を守るために血液の殆んどが頭に持っていかれて両腕まで血が巡らず、切り落としたい位だるくて冷たかった辛い記憶があります。
健康保険適用の漢方薬としては
牛車腎気丸107番……腎臓が弱って足腰が冷える場合
帰脾湯65番……心血を補います、不安や寝付きが悪いときにお勧め
人参要栄養湯108番……肝血を補います
自費購入では
けいぎょくこう……腎臓を潤わせて大脳を元気にします
不思議に思うことは、生薬の配合が少ないエキス剤は健康保険適用で、効果の優れた生薬は自費購入になること。
その場合は、漢方薬局で漢方薬販売証を作ってもらい、領収書を添えて確定申告で医療費控除を受けるという方法があります。
ムチウチの症状を治す事もとても重要です。
一気に治すとリバウンドしますので、一歩ずつの回復で完治を目指せるのが脳脊髄液減少症だと思います。
けいぎょうこうは、髄液を増やす漢方薬です。
人の胎盤を生薬で再現したもの。
長命だった徳川家康は、これに近い漢方薬を自分で処方して服用していたそうです。
音叉ヒーリング
人間の身体は楽器……
心音をはじめとして臓器毎に様々な音があります。
それを聴けるのが聴診器。
臓器にはそれぞれ周波数があり、
周波数が乱れている所が不調となってあらわれます。
それぞれの周波数に作られた音叉で周波数をあびると不調が回復。
音叉メーカーによって、ヒーリングの仕方は少し違いますが、
鍼灸の治療にイメージは近いです。
音叉と言えば、楽器のチューナーのイメージですが……
人間の身体は楽器ですから、効果絶大。
痛みにも良くききます。
ムチウチでまだ固さが残っていた首の筋肉が柔らかくなった時はホッとしました。
繊維筋痛症、慢性疲労症候群の患者さん、
薬が服用出来ない患者さんにもとても効果的だと感じました。
代替医療との出会いは楽しさ満載です。
はな様
様々な情報をありがとうございます。
漢方も、時に大きな効果をあげることは経験しています。勉強を進めていかないとと感じております。