髄液鼻漏
- 2017.09.24
- 脳脊髄液減少症
鼻から水が流れでる場合、髄液鼻漏の場合があります。
外傷があって、鼻の近くの骨、および脳を包む硬膜、くも膜が破るために生じる外傷性髄液鼻漏が有名です。
外傷性髄液鼻漏が、安静などの保存的治療で治癒しなければ、髄膜炎のリスクなどあるので、手術の適用となります。
他に下垂体などの手術後に髄液鼻漏が生じる場合もあります。
時に明らかな外傷がなく、鼻から水が出る状態が慢性的に持続するような場合、稀に髄液鼻漏の事があります。
ただ、診断は難しいです。
アレルギーに伴う鼻水も、結構、似た症状になります。
漏出液体から糖が検出されれば、髄液鼻漏の可能性が高まりますが、確定はできないと考えています。
また、髄液鼻漏であったとして、
腰から持続的に髄液を抜く腰椎ドレナージ
経鼻的手術
開頭手術
といった治療がありますが、現状では特効的、有効的な治療法ではないと考えています。
なので、髄液鼻漏は、今後解決すべき課題として考えていますが、今は鼻から水がでて御不便かと思いますが、様子を見るのが良いかなと思っています。
-
前の記事
いかに平常心を保つか! 2017.09.24
-
次の記事
やって良い治療方法は? 2017.09.27
コメントを書く