脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

ブラッドパッチの判断

ブラッドパッチの判断

ブラッドパッチをしようか、しまいか、判断に迷っているという相談を良く受けます。
簡単に言えば、自分の症状に対して、ブラッドパッチの有効性、リスク、時間、費用を比べて判断すべきです。

腰椎椎間板ヘルニアという疾患があります。腰痛や足のしびれの原因となり、症状が強い場合、手術治療が選択肢となります。

「手術する?」という話をして、手術をしてでも、症状を治したいと考える人がいる一方、手術まではしたくないという人もいます。

手術を希望されない方は、症状と上手く付き合っていく方法を考えていきます。

脳脊髄液減少症に関しても、同様な考えはありと思います。

ちなみにブラッドパッチのリスクは

を参照下さい。

同時に保存的加療にもリスクはあります。

リスク、リスクとうっとうしいと感じられる方々も多いかと思いますが、リスクのない方法はありません。

難しいことではありますが、どうすべきか、いたずらに情報に左右されずに治療の判断を頂けたらと思っています。