なぜ、気圧の影響を受けるのか?
- 2016.08.31
- 脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症の患者さんで、気圧の変化で体調が悪化する方がいます。
なぜ気圧の変化に影響を受けるのか?
推論ですが、物体により、圧力の影響による収縮率の差があります。
スポンジのような物は、圧力を高くすればかなり縮まります。逆に圧力を低くすると膨張します。
一方、水のような物は、圧力を高くしても低くしても、体積はあまり変わりません。
脳脊髄液減少症の患者さんが具合悪くなる時は、低気圧の場合が多いです。
つまり体にかかる圧力が低くなります。
髄液を包む硬膜は、どちらかというとスポンジに近いような感じで、伸び縮みしやすいです。
一方、髄液は液体なので、圧力による体積変化を生じにくいです。
気圧が低くなり、髄液を包む硬膜が膨張するのに対し、髄液はあまり変化しない、つまり器は大きくなるけれど、中身は変わらないので、見かけ上の髄液量が少なくなります。
たくさん髄液があれば、少しくらい髄液が減っても影響を受けにくいですが、髄液量がぎりぎりで頑張っている方々にとっては、ちょっとした変化がきつくなるのではないかと推察しています。
気圧の変化に対して、トラベルミンという薬が、悪化の程度を弱めてくれるという方々がいますので、天候に影響を受ける方は試してみて良いかと思います。
ただ、手術の傷やケガの後も、天候の影響を受けます。脳脊髄液減少症に特異的な現象というわけではありません。
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8月に診察をした脳脊髄圧減少症のさなです。先日は、診察ありがとうございます。
ブログを読みました。私が診察終わった後に
ブログを書いてくださりありがとうございました。
トラベルミン買ってみました!!
髄液の量が増えるように運動して頑張ります(*^_^*)
高橋先生と一緒に頑張ります!!!!!!
さな様
コメントありがとうございます。
トラベルミン、いかがですか?調子良いようであれば、病院での処方も可能です。
楽しく運動して髄液増やしましょう!