脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

アートセレブ

アートセレブ

脳脊髄液減少症の治療として、ブラッドパッチ、生食パッチ、点滴+安静の他に、人工髄液 (アートセレブ) 注入療法があります。

昨年3月に倫理委員会で承認を受け、治療症例も少しずつ増えてきています。

 脳脊髄液減少症を自転車のタイヤのパンクした状態に例えるなら、パンク自体を止めるのがブラッドパッチや、フィブリン糊パッチです。 そして空気を入れる治療の代表が人工髄液(アートセレブ)注入です。

現在、アートセレブ治療の適応として

「ブラッドパッチなどで、髄液の漏出は止まっているが、髄液が少ないと思われる症例」

を考えています。

ブラッドパッチを複数回施行しても、体調が今一つで、RI脳槽シンチなどで漏出を認めない症例が良い適応になります。

またブラッドパッチを複数回施行しているため、ブラッドパッチは疼痛のため、施行が困難な症例も、アートセレブ治療にて効果を示す場合があります。

今後も症例を積み重ねて、知見を増やしていきます。