脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

薬は飲めば良いのか?

薬は飲めば良いのか?

薬は飲めば良いというものでしょうか?
病院で頭が痛いというと、通常、薬が処方されます。
しかし、鎮痛剤などの効果には限界があり、特効薬的に効果を出さない事は少なくありません。

痛みが半減でもしてくれれば効果ありと考えるべきで、多少の症状は我慢が必要な場合があります。

でも痛みが消えないと、病院で頭が痛いと訴える方がいます。

そうすると通常、また別の薬が処方されます。

心理は理解できますが、この流れが続くと、薬の種類や服用量が増えて、薬物乱用頭痛という治療が難しい状態につながり得ます。

一方で、たくさんの薬を服用していても症状が良くならないという方で、薬を減らす事で症状が軽減したという方がいます。

鎮痛剤のみならず、睡眠薬、安定剤などでも薬を減らす事で症状が緩和した方々がいます。

薬よりも睡眠や食事、適度な運動といった生活習慣改善が効果を示す場合もあります。

何が何でも薬に頼るという考えは、状況によっては改めた方が良い場合があります。