脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

群馬からの質問 その一

群馬からの質問 その一

先日の群馬での脳脊髄液減少症医療講習会

たくさんの質問を頂きました。

一部を紹介し、自分の考えを述べさせて頂きます。


・ ブラッドパッチ後、回復し、元の生活や運動(部活など)にもどることができた方は、ブラッドパッチ後どのくらい(期間)で、どのような体力回復運動をはじめ、どのくらい(期間)で元の生活にもどれたのでしょうか。

・不調の波がなくなるのは、一般的にどのくらい期間を必要としますか。

・生活面 

① 少しでも体が動かせるときは、どの程度まで動いて良いか。例えば、サッカーのドリブル、なわとび、ランニング、バドミントン、犬の散歩など) 

② 学校の登下校は本人が自分の足で行きたい時は歩かせていいのか。(1Km弱くらい)

③ ゲームはしていいのか。やっていいなら、どのくらいまでOKなのか。

④ 兄弟けんかは、すぐにとめた方がいいか。(必ず殴られる。背中や肩をかなりの力でやられていて動けなくなるので心配) 

・身体面 

① 漢方薬は飲んでいて問題ないか。他の薬も飲み続けていいか。 

② OS1を飲ませているが、どのくらいまで飲ませていいか。 

③ 他に飲んでいても良い物はあるか。 

④ 食べてはいけない食べ物、飲み物はあるか。 

⑤ 頭痛がひどくて食事が炭水化物とつけものが多いのですが、最低限これだけは摂った方が良い食べ物はありますか。 

⑥ 整体に行ってもいいですか。(この頭痛になる前は通っていた) 

⑦ 頭痛に加えて、皮膚の湿疹がひどく、かゆみもある。皮膚科で何か検査をした方がいいか。 

・精神面 

① もし落ち込んでいる時は、無理に学校へ行かせなくてもいいか。


以上のような質問は外来でも良く頂き、適切にお答えできればと思うのですが、病状や回復の程度は人それぞれですので、マニュアルのように、「こうしたら良いよ!」というようには、なかなか回答できません。

子育てはどうしたら良いか?という質問と同じように難しい事にも感じます。

その中でも

を参照頂けたら幸いです。

上記の質問の中で、ゲームのし過ぎは、頭痛の原因になり得ますので、お勧めしません。

また兄弟げんかで、殴られるのも良くないでしょう。

ゲームをし過ぎない、兄弟げんかをさせないようにする環境作りも大切です。

それから皮膚の湿疹であったり、風邪をひいたり、お腹をこわしたりしたら、それぞれの治療を受けるべきでしょう。

続く