頭をぶつけた時
- 2015.10.06
- 脳脊髄液減少症

頭をぶつけた時に、問題になるのは頭蓋内出血です。
この外傷性頭蓋内出血には、急性のタイプ、つまりぶつけてから比較的短時間のうちに出血してくるものと、慢性のタイプ、外傷から数週間から数カ月経過して症状を表わす出血があります。
急性のタイプの方が予後不良となる場合が多く、多くの症例で外傷から2時間以内に症状が出ます。
注意すべき症状は
- だんだん強くなる頭痛
- 何回も起こる吐き気や嘔吐
- ぼんやりしてくる
- すぐに眠ってしまい起こしても起きない
- 視力が弱くなったり,物が2重に見えたりする
- 手足が動きにくくなったり,しびれたりする
- けいれん(ひきつけ)が起こる
です。
その他にもセカンド・インパクト症候群も注意すべきです。
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高橋浩一 先生
「注意すべき症状」について、御教授ありがとうございます。
学校では、児童生徒の「首から上の怪我は即、病院」とされています。
冷やす、安静を保つ、以外に、応急措置としてできることがあれば、教えていただけるとありがたいです。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
頭部の外傷は、何が起こるか分からないので、安静を基本に病院での診断がよろしいかと思います。
意識消失や意識障害が無く、嘔吐がなければ、通常は大丈夫なのですが、万が一つもあってはいけないので!