脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

頭をぶつけた時

頭をぶつけた時

頭をぶつけた時に、問題になるのは頭蓋内出血です。

この外傷性頭蓋内出血には、急性のタイプ、つまりぶつけてから比較的短時間のうちに出血してくるものと、慢性のタイプ、外傷から数週間から数カ月経過して症状を表わす出血があります。

急性のタイプの方が予後不良となる場合が多く、多くの症例で外傷から2時間以内に症状が出ます。

注意すべき症状は

  • だんだん強くなる頭痛
  • 何回も起こる吐き気や嘔吐
  • ぼんやりしてくる
  • すぐに眠ってしまい起こしても起きない
  • 視力が弱くなったり,物が2重に見えたりする
  • 手足が動きにくくなったり,しびれたりする
  • けいれん(ひきつけ)が起こる

です。

その他にもセカンド・インパクト症候群も注意すべきです。