びまん性硬膜造影像
- 2015.04.07
- 脳脊髄液減少症
びまん性硬膜造影像は、特発性低髄液圧症候群の診断に重要です。
びまん性硬膜造影像が認められたら、まず、特発性低髄液圧症候群と診断して良いと考えています。
注意点としては
- 発症早期には認めない事が多い
- びまん性硬膜造影像が正しく診断されない
といった事が上げられます。典型的な「びまん性硬膜造影像」を示しながら、他院にて正常と判断されていた方々も少なからず、遭遇しています。
「特発性低髄液圧症候群」と「脳脊髄液減少症」の違いも理解すべき点と考えています。
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高橋浩一 先生
びまん性ということは、全体的な広がりがあるということですよね?
広がりをみせない?症状の場合もあるのですか?
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
びまん性というのは画像の所見です。この所見があれば特発性低髄液圧症候群として診断確定です。
画像所見と、症状の重症度は相関ないような印象です。