脳脊髄液減少症の可能性が高い要因
- 2015.01.11
- 脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症症例の経過、症状、画像所見、治療法、予後など整理をしていました。
15歳以下発症症例は、210例以上経験させて頂いた事になります。
それぞれ子ども達の名前を見ていて、みんな、いい名前をつけてもらっているな!と、親の期待、愛情が伝わってくる想いになりました。
子ども達のため、親の方々のため、家族の方々のため、みんなに元気になってもらいたいと、気持ちが引き締まりました。
そして症例を整理しながら、脳脊髄液減少症の可能性が高い要因をまとめてみました。御参考頂けたら幸いです。
- 症状は、連日性である。
- 頭痛などの痛みが存在する。
- 立位で症状が悪化する。
- 運動で症状が悪化する。
- 気圧の変化で症状が悪化する。
- MRIなどの諸検査で異常を認めない。
- 鎮痛剤投与や抗精神薬投与などの効果が乏しい。
- 異常な肩こり。
- 朝が極端に弱い。
外傷例の場合は、
- 外傷1ヶ月以内に症状が出現。
- 通常でない、難治性のむち打ち症。
- 外傷や事故をきっかけに、人が変わった。
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高橋浩一 先生
少子高齢社会において、子どもは、文字通り「国の宝」です。
日本の人口減少現状に向けて、成人一人一人のポテンシャルが、より重要になってくるからです。
私も、そんな意識で職務に当たってきました。
約5000人の子どもと付き合いましたが、名前の一つ一つに親御さんの大きな期待が込められていますよね。
その中の一人から、「○○市の市立病院の小児科医として勤務することになりました。」という年賀状をもらいました。
小児科医療の難しさや、意義の重大さについて返事を書きました。
脳精髄液減少症でも、小児のうちに完治できれば、どんなに素晴らしいことか…
今後ともよろしくお願いいたします。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
本当ですよね!
病気で苦しんでいる子ども達を見ていいると、親の事まで考えて余計に何とかしてあげたいと、常に思ってしまいます。
他の医師からは、もっと気楽に行け!と言われるのですが…