本日発売の!
- 2014.11.11
- 脳脊髄液減少症
本日発売の「週刊朝日」11月21日号
「知って得する! 新 名医の最新治療」
に取り上げて頂きました。
今まで多くの先生方、患者および家族の方々の多大な御尽力を頂きながら、いまだに保険適用になっていない現状を変えるのには、ブラッドパッチの絶対的適用病態を考えていくことが重要かと思います。
先日も、低髄液圧症候群に伴う慢性硬膜下血腫と診断されながら、血腫の手術は施行されたものの、ブラッドパッチは様々な理由で施行されず、後遺障害を残したという方の家族から相談を頂きました。
このような症例の存在を考えると、いまだブラッドパッチが保険適用になっていないのは、本当に大きな問題です。
何としても早期の保健適用を!
今の問題点、そして私の考えを記事に汲んで頂いた週刊朝日関係者の方々に、心より感謝申し上げます。
是非、多くの方々に、お読み頂けたら幸いです。
写真入りですので、笑わないようにお願いします!
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高橋浩一 先生
ご執筆ありがとうございました。
早速、本屋に走ります!
本症の治療が、「ゴッド・ハンドによる名手術」的に取り上げられるのではなく、全国津々浦々、どこの病院でも、普通に保険診療される日を心待ちにしております。
「国立がん研究センター」を頂点とする悪性腫瘍に対する国家プロジェクトのような取り組みが、どの疾病にも行われるべきと考えています。
高橋浩一 先生
週刊朝日11.21号「名医の最新治療」を拝読いたしました。
もう、Vol.354にもなる連載なのですね。もうすぐ10年…
それだけ、本症に「ライバル」も多いことお察しします。
>「明確な診断基準の策定とブラッドパッチの保険適用が急務…」
まさにおっしゃる通りなのですが、「診断基準」というきわめて理科的な要素と「保険適用」というきわめて社会科的な要素がどう結びついいていくかが今後の課題ですね。
※ 一つ質問があります。
・P74の表中の、「推定患者数 年間約1万人」というのは、どこから出た数字なのでしょうか?
・また、「1万人」という推定は、十分、説得力がある数字なのでしょうか。
・すでに、もしくは、新規に保険適用になっている疾病だと、どんな疾病と同規模の数値なのでしょうか?
以上、ご教授いただければ幸いです。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
質問の件ですが、脳脊髄液減少症に関して診断基準など様々な報告があるため正確な頻度を調べるのは困難なのですが、その状況でScievinkが、少なくとも1/20,000人と発表しました。
これにのっとていると考えられます。Newtonでも、この数字を採用させて頂きました。