現状でのベスト
- 2014.06.25
- 脳脊髄液減少症
今まで多くの脳脊髄液減少症を患われて、仕事ができない状態が続いて、ブラッドパッチを受けて回復し、復職した方々を見てきました。
これらの方々のうち、自信満々に復職された方は皆無です。皆、何かしらの不安を持ちつつ、勇気を持って復職されました。
一方で、なかなか復職できない方々がいるのも事実です。
その中で、今までの勤務先の上司や、新しい職場の面接で、
「絶対、大丈夫か!?」と聞かれ、
「絶対の自信はありません。」のように答えて、復職できない、再就職できない方がいました。
何とか、別の言い方はないものでしょうか!?
ある方は、
「現状でのベストを尽くします!」
「何が何でも頑張ります!」
「会社のために、できる事を一生懸命やります!」
心の中では、仕事中に体調不良になったらどうしよう・・・という不安を持ちつつ、上記のように、答えます。
このような前向きな表現の方が、雇い側には好印象となるのではと考えます。
将来の事を完全にコントロールできる人はいません。
仕事が続けられるか否かは、やってみなければ分かりません。
無責任な言い方かもしれませんが、できなかった時は、その時に、また考えればどうでしょうか!?
ただ、できる可能性があるのに、活躍の場が得られないのは、何とかしたいものです。
皆様の御活躍を心より応援させて頂きます。
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高橋 浩一先生
先週の17日に、2ケ月間の療養を経て晴れて復職しました。
またいつ再発するのかと毎日が不安の連続でしたが、先生の一言で吹っ切れました。「再発は、超レア」と自信満々で言ってくださった一言で、今度は自信を持って毎日仕事ができる喜びを感じながら出勤しています。
確かに、職場環境によるところが大かもしれません。幸い理解ある職場ですので、リハビリを兼ねながら勤務しています。この病気になってしまったことは、どうしようもない事実ですので、素直に受け止め、今自分のできることを精一杯、前向きにやることが大事だと思います。私は7月に入ったら、またピッチに立てるようトレーニングを開始する予定です。
二か月前に、低髄液圧症候群による脳梗塞と硬膜下血腫を患ったこの私が、復職できたのもブラッドパッチをしてくださった高橋先生のゴットハンドのおかげです。今では右手の麻痺も完治し、頭痛もありません。来週のMR撮影で良好なら、完治宣言していただけるかな。この状態がなが~く続きますように!
な~がい様
コメントありがとうございます。
経過が良好な様子、嬉しく思います。低髄液圧症候群は、急性期を乗り切れば予後良好です。
脳梗塞の回復も良かったと思います。
高橋浩一 先生
「プロ野球セ・パ交流戦」いただきました!(笑)
「現状でのベスト」という考え方は、とても重要だと思います。
そして、患者自身がそう考えられなければ、周囲は考えられるはずがない、とも思うのです。
そのためにも、患者は、「できなくなったこと」に目を向けるのではなく、「今できること」に積極的に目を向け、そこを伸ばしていくべきだと考えています。
修学旅行の引率に際して、周囲は、私の健康状態をかなり心配していました。
「~はできるが、~はできない。」とはっきり伝えたところ、周囲に負担をかけずに、全日程を消化することができました。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
団体行動でも、できる事、できない事を周囲に伝えるのは有効なのですね!参考になりました!
また、コメント頂いた点、私が強調したい所でした!ありがとうございます!