脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

JEF市原レディース

JEF市原レディース

日本女子サッカー、JEF市原レディースは11月15日の試合で引き分け、なでしこリーグ2部リーグ優勝、来期から1部昇格が決まりました。

このJEF市原レディースには、西口 柄早選手が所属しています。

西口選手は、3年前に練習中の負傷後より、難治性の頭痛、倦怠感などが出現しました。

強固な症状のため、練習どころか、日常生活にも支障を来しました。

しかし発病から約半年後、 山王病院を受診、脳脊髄液減少症と診断し、ブラッドパッチを受けました。その後、驚異的な回復をみせて、翌年のシーズンから試合で活躍するようになりました。

しかし、今も症状があるらしく、練習や試合の合間に点滴などを受ける事もあります。また、シーズン・オフにはブラッドパッチを受ける事もありました。

しかし、本人は弱音を全く吐きません。


過去に、西口選手、それからJEF市原レディースの応援に行かせて頂きましたが、試合開始から大きな声で指示を出し、元気に動き回ります。ポジションはバックスですが、攻撃にも参加します。当然ですが、ヘディングもします。

この試合は、西口選手のフリーキックが得点につながり、快勝でした。それ以上に、西口選手の活躍に、思わず感涙してしまいました。

西口選手は「自分のため、チームのため
それから、脳脊髄液減少症は克服できる病気という事を示したいのでサッカーが頑張れる!」
と、笑って語ってくれました。

西口選手、今は第30回全日本サッカー選手権にむけ、練習に励んでいます。益々の活躍を応援します。