尊敬すべき名医
- 2008.12.08
- 脳脊髄液減少症
先日、ある勉強会で、脳脊髄液減少症の分野では神的な存在である、篠永正道先生に御講演を頂きました。
講演の最後のスライドには、
「患者とともに悩み、患者とともに喜ぶ」
と綴られました。
そして、病に悩む方々の苦しみを理解する事がとても重要と述べられました。
しばしば、脳脊髄液減少症に悩む方々は「詐病」扱いされますが、訴えを聞いていれば、それは区別できます。
また、参加されていたある耳鼻科医師(篠永先生とは初対面)が
「通常、ある分野の権威者というのは、私の言う事が絶対であり・・・的な、ある種、傲慢な方が多いのに、多くの先生の意見に耳を傾け、さらに向上しようとされる姿勢に、驚くとともに、敬服します。」
と、述べていました。全く同感でした。
勉強会の後の懇親会では、脳脊髄液減少症を主なテーマに話が盛り上がりました。
最後に篠永先生は
「久しぶりに共通語で会話をした感じです。」
と、嬉しそうに話されました。
篠永先生の仕事量は、とても、とても膨大です。しかも一人で、脳脊髄液減少症を少しでも認知させようと、奮闘されています。さらに、脳脊髄液減少症を肯定しない方々との対応も非常に多いそうです。この言葉には、想像できない御苦労を垣間見た感じがしました。
篠永先生の考え方、人柄に改めて尊敬の念を高くし、これからも御教授賜りたいとの想いを強めました。同時に、さらに私自身頑張らねばと刺激を頂きました。
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お知らせ 2008.12.09
ブログの開設おめでとうございます。
本物の臨床医である先生が、ブログを開設された事は患者にとって朗報だと思います。
「患者とともに悩み、患者とともに喜ぶ」素晴らしい言葉だと思います。
篠永先生もご多忙の中、必死で頑張っておられます。
患者も医師任せにせず、自らが認められるよう努力していくべきだと改めて痛感いたしました。
色々な障害もあるかとは思いますが、これからも一人でも多くの患者を救っていただくことを心から願っております。
応援しております。
fen様
コメントありがとうございます。
篠永先生には、医学的な事はもちろん、先生の御言葉のように、いかに病に悩む方々と接するべきかという、テキストブックに載っていない事も教わります。
まさに尊敬すべき名医です。
はじめまして。
このブログに感動したのでコメントさせていただきます。
私の友人が脳脊髄〜で良い医師にめぐり合えず、
2回目のBPを受けたいのにもかかわらず、その医師に拒否されたそうです。
面倒な事には巻き込まれたくない!との一喝だったそうです。
その友人は何処に行っても対応する医師に病んで行っているようです。こうなると心も病んでいきます。
以前の脳脊髄圧〜が見つかるまでの私のように、
脳脊髄〜と診断されても、普通の患者のようには対応してはもらえないものなのでしょうか?
私は交通事故です。その友人も交通事故です。
口にするのも嫌ですが、嫌でも現状被害者です。でも決してその現状に甘えているわけではありません。
治したい気持ち一心で医師と言う存在に自分の運命を託しています。
交通事故の患者だから、怠慢に扱われても仕方ないのでしょうか。。。?
友人の現状を聞くたびに、自分も乗り越えた道なので、胸が締め付けられるような気持ちになります。
私自体、住んでいる地域が違うので
違う病院ではありますが
2回目のBPで改善を認めまして、今職場復帰に奮闘中です。
再発におびえながらでは在りますが、社会復帰出来たことがとてもうれしくおもいます。
でも、これもBPを受けたお陰かと思っています。
あとは、前向きな明るい気持ちと周りの人に恵まれていることにも感謝しています。
お願いです。どうか、その友人を助けてあげてください。読んでいただいてありがとうございます。感謝しています。
さな様
コメントありがとうございます。
脳脊髄液減少症に悩まれている方々、理解されないがための苦痛を訴えられる方を多く見かけます。
私自身も完全に理解してあげる事はできませんが、理解には務めているつもりです。
もし、その御友人、私でよろしければ、喜んで拝見させて頂きます。
>現状に甘えているわけではありません。治したい気持ち一心で医師と言う存在に自分の運命を託しています。
この言葉に、さな様の強い思いが伝わってきます。応援させて頂きます。