歩ける喜びをかみしめて!
- 2008.12.23
- 脳脊髄液減少症
Y.Fさん、中学校2年生の女子です。
本年5月にしりもちをついてから、激しい起立性頭痛に悩み、全くの寝たきり状態になりました。
頭を1度でも上げると、頭痛が強くて耐えられなくなるそうです。
当初は原因が分からず、時が過ぎました。
7月に山王病院を受診し、脳脊髄液減少症の診断でブラッドパッチを行いました。
しかし、治療効果はほとんどありませんでした。
それでも、Y.Fさんは、何とか良くなろうとリクライニング・ベッドで少しずつ角度を上げて、頭痛に耐える訓練をされたそうです。しかし、決して良くなることはありませんでした。
そんな状態にも関わらず、山王病院には明るく受診されます。何とか力になりたいと2ヵ月後に、2回目のブラッドパッチを施行しました。
2回目の治療後は、目がはっきり見える!リクライニング・ベッドで10度位角度をつけても、頭痛が軽い!
効果が現れ始めました。
11月には、なんと車椅子で来院されました。
そして、先日は自力歩行で・・・!ジャンプもできる・・・!
嬉しくて、感情をコントロールするのに苦労しました。
発病当初、原因が分からず、また、学校からの理解も得られなかったようです。当時の御家族の苦悩は相当であったと思います。
しかし、笑顔で頑張るY.Fさんをサポートし、回復された御家族の尽力には敬服します。
また、Y.Fさんを支えて頂いた、子どもの脳脊髄液減少症支援チームのお力にも本当に感謝です。
現在も、脳脊髄液減少症と闘病中の方々がいますが、全ての方々の回復を望み、私自身も頑張りたいと思います。
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