脳脊髄液減少症のリハビリ
- 2012.09.23
- 脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症に対してのリハビリテーションは、現段階では確立していません。
ただリハビリテーションを考慮するにあたり、脳脊髄液減少症に近い病態は?と聞かれたら、脊椎外傷や脊髄損傷が適切かもしれません。
脊髄損傷とは、脊髄を外傷する事により手や足に運動障害や感覚障害などを生じるケガです。
ほとんどマヒを認めない軽傷例から、手足が全く動かず、呼吸に障害を後遺する重症例まであります。
脊髄損傷では、急性期治療を行い、状態が安定してから、病状の重症度に合わせてリハビリテーションの適応を考慮します。脊髄損傷に対しては以前より多くの知見があり、リハビリテーションを行っている病院も少なくありません。
脳脊髄液減少症も、日常生活可能な方から寝たきり状態に近い方までいます。
脳脊髄液減少症へのリハビリテーションを考慮する場合、それぞれの病状から、脊髄損傷、もしくは脊椎外傷に準じたリハビリテーションが現状ではイメージがつけやすいかと思います。
回復については
を参照頂けたら幸いです。
高橋浩一 先生
最近、学校でも、「ソーシャルスキル・トレーニング」という概念が頻繁にいわれるようになってきています。
学校生活がうまくいかないことの裏に、子どもたちの「ソーシャルスキル」の未獲得があるのではないか…したがって、そのためのトレーニングが、学校でも意図的に行われる必要がある。
入院して、疾病に一応の快復は見えても、それだけで退院してから、社会生活がうまくいくわけではないと思います。
それどころか、入院中に出来なくなってしまうことも、結構多いものです。
リハビリは、ソーシャルスキル・トレーニングの一環として欠くべからざるものだと思います。
そういえば、ソーシャルスキルに世界で初めて注目したのは、UCLAのDrでしたね。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
脳脊髄液減少症診療を通じても、大切なポイントと思います。
しばらく体調不良で学校へ行けない状態が続くと、その後、体調がある程度回復しても、複学に抵抗を感じる方が少なくありません。
大人にも同様な事が言えると思います。
リハビリにも診療にも重要と考えております。
高橋先生
「リハビリ」・・・症状が軽いほうの私には、日々の生活がリハビリと思っている状態です。料理をしている時のフライパンの重み・・・じゃがいも特売の時の運搬・・・洗った洗濯物の重み・・
駅の階段、調子がわるいときこそ「リハビリ・リハビリ」と思っています。でも・・・心のリハビリがなかなかうまくできなくて、調子が悪い時に限って、いやなことを言われたときのことが思い出してしまって・・・昔のことなのに、振り返ってしまうんですよね。
昨日も折れそうになりましたが、先生とお会いして、点滴一本したら、前向きに戻ってきました。しかも、五苓散・・おいしいです。
甘くて、いい感じがします(新しいもの好きなので)。漢方のみのみ、日々のリハビリがんばるぞーーーーーーーー。
沼尻様
コメントありがとうございます。
>症状が軽いほうの私には、日々の生活がリハビリと思っている状態です。
大切な考えです。
症状が比較的軽い方には、日常生活がリハビリで、できる事を増やしていくようにと指導させて頂いています。
心のリハビリ
心が折れそうになる事
人ですから、そんな事もありますよね。
上手く発散できると良いです。山王病院が、発散法の一つとなれば幸いです。
先日はブラッドパッチの施術有り難うございました。退院時は、めまいがひどく、どうなるかと心配もありましたが、お陰様で、その後徐々に良くなり意識もスッキリし、無事二週間の自宅安静期間も過ぎました。通いの精神科では、セロクエルが減量、リーマスもいずれ減量になりそうです。鍼灸院では、確実に体が柔らかくなっていると、お墨付きをもらいました。確かに首を摘まむとビヨ〜ンと伸びる気がします。さて、リハビリですが、一昨日大好きな自転車に乗って失敗しました。入院やら安静やらで筋力が落ちてるのに、気持ち良さに誘われてついつい当初の目標を伸びる距離まで行き過ぎてしまい、帰ったらとたんにギックリ腰をやってしまい、安静ふりだしです。過ぎたるは猶及ばざるが如しです。リハビリは、現状に合った目標を無理せず焦らず欲張らずボチボチ陽気に行くこと。肝に命じて、また失敗しないようにします。次の通院日を楽しみにしています。
永井様
コメントありがとうございます。
回復の様子、嬉しく思います。
リハビリは、余裕を持って終わらせるような、ゆとりがあると良いと思います。
ボチボチ陽気にいきましょう!