脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

動かさないのは、良くない

動かさないのは、良くない

脳卒中などで手足にマヒが生じて、動かなくなる場合があります。
動かないのをそのままほっておくと、筋肉と関節が硬くなり、筋拘縮という状態になります。

そうなると動かないという機能障害に加え、痛みを伴ってくる場合が少なくありません。この痛みは、運動障害以上に苦痛であるという方もいます。

そのためにリハビリテーションなどで、発症早期からマヒした関節を他動的に動かしていく必要が生じます。

脳脊髄液減少症診療を通じて時々、

痛いから動かさない → 筋肉が硬くなる → 痛みが強くなる

という悪循環が存在すると感じる事があります。

関節は手や指を動かさないという方もいれば、首や腰を動かさないという方もいます。

寝た状態でも、工夫すれば動かす事ができます。自分で動かせば、無理をせずにすみます。

痛いから動かさない!という気持ちは分からなくもないのですが、少しの時間でも、わずかでも動かしていく事が重要と考えています。