誓いのサイン 最終回
- 2012.08.25
- 脳脊髄液減少症

S.Hさんは、つらかった日々を振り返り語りました。
「今回、病気になって分かったことは、大病院の先生と言っても、脳脊髄液減少症への理解が良いとは限りません。 それどころか、むしろ否定的な考えの医師が多いと感じました。」
「偉い先生から精神的問題だ!異常ない!気持ちが弱いだけだ!と言われると、自分でもそうではないかと感じてしまいます。」
「こんな状況では、ストレスの出ない人は、ほとんどいないのではないかと思います。あと数カ月、同じ状況が続いていたら、本当に精神を病んでいたかもしれません。実際、苦痛で何度も何度も、窓ガラスや花瓶などを壊そうという衝動にかられました。」
「先日鉄棒から落下した後に、頭痛、だるさ、めまいなどに苦しんでいる女子高生に会いました。あまりにも自分の症状に似ているので、今までの経験を話しました。その方はすぐに脳脊髄液減少症の治療を受け、頭痛もあっという間に軽快しました。
その方に、{私に合わなければ今も頭痛に悩んでいたと思うので、とても感謝しています!}と言われ、少々、複雑ですが、嬉しく思いました。」
「こんな苦しみは、もう二度と味わいたくないし、他の人にも味わってほしくありません。多くの医師の方々に知ってもらいたいです。」
そう語るS.Hさん
教科書では学べない闘病の経験を生かし、病気に悩む方々の力になりたい!
との強い誓いのもとに、勉強に励まれています。何とか医療に携われる仕事に就きたいと!
高橋浩一 先生
公的機関の相談には、自分のところで解決が難しい内容に対して、「他機関紹介」という処理方法があります。
その場で「わからなければ、もう一つ上のステージで解決を。」は、世の中の諸事について、当たり前のことだと思います。
そういう意味で、Drの方々にも、「セカンドオピニオン」や「他院紹介」をするに憚ることのないようにしていただきたいです。
そうすれば、かならずしも、その医院で処置ができなくても、患者様方は、適切な治療を受けられるのだと思います。
もうひとつ、生命保険に、皆さん入られていると思いますが、「高度先進医療特約」も付けられることを、是非お薦めいたします。そうすれば、本症の治療に道が開かれる方もいらっしゃるはずです。
(本症ではありませんが、私も、その払い戻しを受けた者です。)
「自分の身は、自分で守る」は、天災でなくても、当然の心構えと考えるからです。
コメントありがとうございます。
全く御指摘の通りです。
最近は、少しずつですが、確実に他院からの紹介が増えてきています。
まだまだ通過点ですが、嬉しい事です。
高橋先生
Sさんのように 娘も自分の体験を生かし 医療の道に進みたいと考えているようです。
辛く苦しい思いをした分 優しくなれると思います。
諦めず希望を持って 未来に羽ばたいてほしいと願っています。
モモ様
コメントありがとうございます。
それは、それは、嬉しいです!応援します!