脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

誓いのサイン 最終回

誓いのサイン 最終回

S.Hさんは、つらかった日々を振り返り語りました。

 「今回、病気になって分かったことは、大病院の先生と言っても、脳脊髄液減少症への理解が良いとは限りません。 それどころか、むしろ否定的な考えの医師が多いと感じました。」

「偉い先生から精神的問題だ!異常ない!気持ちが弱いだけだ!と言われると、自分でもそうではないかと感じてしまいます。」

「こんな状況では、ストレスの出ない人は、ほとんどいないのではないかと思います。あと数カ月、同じ状況が続いていたら、本当に精神を病んでいたかもしれません。実際、苦痛で何度も何度も、窓ガラスや花瓶などを壊そうという衝動にかられました。」

「先日鉄棒から落下した後に、頭痛、だるさ、めまいなどに苦しんでいる女子高生に会いました。あまりにも自分の症状に似ているので、今までの経験を話しました。その方はすぐに脳脊髄液減少症の治療を受け、頭痛もあっという間に軽快しました。

その方に、{私に合わなければ今も頭痛に悩んでいたと思うので、とても感謝しています!}と言われ、少々、複雑ですが、嬉しく思いました。」

「こんな苦しみは、もう二度と味わいたくないし、他の人にも味わってほしくありません。多くの医師の方々に知ってもらいたいです。」

そう語るS.Hさん

教科書では学べない闘病の経験を生かし、病気に悩む方々の力になりたい!

との強い誓いのもとに、勉強に励まれています。何とか医療に携われる仕事に就きたいと!