先進医療
- 2012.08.04
- 脳脊髄液減少症

ようやく山王病院では脳脊髄液減少症のうち脳脊髄液漏出症に対してブラッドパッチ治療が、先進医療が適用となりました。
ここまで至る過程には、多くの方々の御尽力を賜りました。心より御礼申し上げます。
しかし当院での過去の症例を検討すると脳脊髄液漏出症は、脳脊髄液減少症症例全体の約30%です。
同じ脳脊髄液減少症でも、脳脊髄液漏出症でない場合は、先進医療が適用されません。
まだまだ問題が山積みされていますが、これもブラッドパッチ治療の保険適用への一歩と考えて、診療・研究に励んでいきます。
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高橋浩一先生
山王病院で脳脊髄液減少症のうち、「脳脊髄液漏出症」に関してでも先進医療が認定されたことは私達患者にとっては、とても嬉しいことです。
まだ全国で先進医療を認定している病院は数が少ないので、もっと全国で先進医療が出来る病院が増えるように祈っています。
そこで私が所属している患者会では「全国の病院で健康保険でブラッドパッチ療法が使えるように署名活動を行っています。詳しい事は「脳脊髄液減少症患者支援の会」・「脳脊髄液子ども支援チーム」・「NPO脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」のホームページを見ていただけると助かります。代筆や携帯からでも署名ができるので賛同して下さる方は、ご協力をお願いいたします。締め切りは、今年末です。どうか、色々な方にこの事を教えていただきたいと思っています。
どうか、宜しくお願い致しますm(–)m
ゆみぷー様
コメントありがとうございます。
それから認知活動など御尽力ありがとうございます。
高橋浩一 先生
ブラッドパッチの先進医療適用、おめでとうございます。
以前、厚労省研究班の嘉山孝正先生の
「当初、患者が50万人いると主張するグループがいる一方、いや1例もいないと主張するグループもいて、診断基準をまとめるのは大変だった。そこで研究班では、個人の経験や1施設の報告ではなく、できるだけ科学的な方法とエビデンスに基づいて診断基準を作ることを目指した。脳脊髄液漏出を完全に証明できない周辺に位置する病態についても、今後検討を進めていきたい。」と話している。
という記事を拝見しました。この御言葉に期待したいと思います。
患者にとって、大切なことは、頼れる病院やDrが存在するということです。
山王病院が、常にそのような病院でありつつけることを、心よりお祈りいたします。
F様
コメントありがとうございます。
脳脊髄液減少症に関しては、それこそ社会的な問題もあって、まとめあげるのは大変であったと思います。
それでもここまで来たのは喜ぶべきと感じています。
あくまで通過点です。益々頑張ります!
人工ずいえきは自費らしいです。
飯坂かよ様
コメントありがとうございます。
アートセレブという脳脊髄液手術用洗浄・灌流液自体が人工髄液注入治療に関して、現段階で保険適用外です。