脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

いすみ市セミナー

いすみ市セミナー

先日、千葉県長者町で講演させて頂きました。

 セミナーにはいすみ市長をはじめいすみ市副市長、千葉県教育庁、いすみ市教育委員会、千葉県議員、千葉県健康福祉部の方々など、患者様、その家族、教育関係の方々などに御参加頂きました。

私は特に小児の脳脊髄液減少症について話をさせて頂きました。 実際の症例を中心に、患者様から頂いた手紙、患者家族から頂いた声など話させて頂きました。

学校に通えない子供達の中には、脳脊髄液減少症が存在しています。 子供の慢性的な頭痛、倦怠感、めまい(起立性の要因が強い事が多い) それに加え、肩こりや睡眠障害を合併する事があります。

また時に過呼吸やパニック、暴力的になる子もいて、これらの症状は精神疾患と診断されやすいと思います。

行動がおかしいから精神がやられている!と考える前に上記症状などが合併していないのか、もし、疑わしい場合は脳脊髄液減少症を理解している医師を受診すべきです。

講演後、

「先生のお話に会場の皆さんも 身を乗り出し熱心に聴いておられました。学校の先生方の参加が多く 自分たちには何百人の生徒の 健康や生活が託されているという立場で 真剣に講演をお聞きになったのではないでしょうか? 」

 「昨日のセミナーは、いままでのセミナーと違い、対象が教師でした。 ですから、子どもの多くの事例を高橋先生に、お話いただけたこが本当によかったです。 教育現場での、理解のなさ、そして、今後、理解することの大切さを、先生に、後押しを していただけたことで、改めて先生方も、その重みを受け止めて下さったようです。 先生のご講演は、とてもすばらしかったです。 患者様の、メッセージには、目頭が熱くなりました。きっと、参加された皆様もおなじ思いで ご覧になったことと思います。」

 「身近に起こることなのに、今まで知りませんでした。今日、お話を聞けてよかったと思いました。一部のPTAだけでなく、もっと広く保護者や先生方、子供たちにも広報してほしいと思います。」

 「この病気を知り治療すれば効果があることがわかりました。学校に勤める者として、より理解を深めていかなければいけないと思いました。また、署名等の活動に協力していきたい。さらに、この様な健康セミナーの開催で、より多くの人に理解が広まること、難病に指定され、治療がしやすくなることを願っています。」

「この病気のことが一般的にまだ十分に知られていないために、違う診断を受け、苦労されている方がいることを知りました。もっと一般の方々にも理解を図るための普及活動に力を入れていったほうがよいと思いました。」

など多くのコメント、感想を賜りました。 この場をかりて御礼申し上げます。

益々、脳脊髄液減少症の成績および認知向上に頑張ろうという気持ちを強めました。

今回、このような機会を頂いた関係者方々、御参加頂いた方々に熱く感謝申し上げます。