脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

誓いのサイン その1

誓いのサイン その1
中学校のブラスバンド部に所属し、毎日、熱心にドラムの練習を重ねていたS.Hさん(14歳、女性)。

部活動のみでなく勉学も真面目で、クラスでトップの成績を誇っていました。

性格も明るく、多くの友人に囲まれ、充実した学校生活を送っていました。

中学2年の秋、朝、目覚めると、どうも体の調子が悪い。

少し頭を持ち上げると頭痛がし、めまいもする。

「風邪かな?」

しかし熱もなく、何かの病気かなと心配し、近くの開業医を受診しました。

血液検査、心電図など異常なく、疲れ過ぎではないかと言われました。

確かに、いろいろな事を頑張り過ぎる性格なので、母親も娘が少し疲れ気味ではないかと感じました。

「検査で異常なくて良かったね!ちょっと頑張りすぎたみたいだから、のんびりしたら!」

と言って家に帰り、しっかりと休む事にしました。

ところが頭痛、めまい、ふらつき、だるさは全く回復せず、学校に行けない日が10日以上続きました。

続く