明日に向かって その3
- 2012.02.05
- 脳脊髄液減少症
F高合格の、家族中が歓喜に沸いた時から一転し、家族内では暗く辛い日々が続きました。
体調不良を起こした当初は、友達からの励ましや心配しているといったメールが頻繁に送られてきましたが、日時の経過につれ、その数はどんどん減っていき、ついには誰もY.H君にメールを送る者はいなくなりました。
そしていつしか、Y.H君が精神異常を起こして、家庭内暴力を起こしているという話題が、町中に広がるようになりました。
そんなある日、Y.H君の友人がある新聞記事を持ってきました。
そこには、脳脊髄液減少症という病気について書かれています。
記事を読んだY.H君は、かなりの部分が自分の症状と合っている!
自分はこの病気ではないのか!
そういえば、体調を悪くする2週間くらい前に練習中に転び、激しくしりもちをついた事があった!
体調不良を起こしてから6ヵ月後に、権威の先生を再び受診し、脳脊髄液減少症の可能性について相談しました。
しかし、権威の先生からの言葉は、
「脳脊髄液減少症だったら、歩いて病院には来られないはずです。また造影MRIでも異常ないし、まず、違うでしょうね。」
Y.H君は、再び絶望し、家族からも、一層冷たい視線、言葉をかけられるようになりました。
続く
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ALLDAYS 2012.02.09
高橋浩一先生
Y.H君の話、ますます目が離せなくなってきました。
彼の友人が新聞記事を持ってきたので良い方向に行くかと思いましたが権威のある先生の一言、ひどいですね。私も山王病院で受診する前までの病院で、同じような事を言われました。ですので、彼の気持ちが痛いほど伝わってきます。
私はここ数日、天気が悪く気圧の変化にも体が対応できず寝込んでいました。今日は久しぶりに天気が回復したおかげもあって、少しなら起きていても大丈夫です。
今夜、テレビ朝日放送系列の「報道ステーション」の番組の中で「脳脊髄液減少症」の特集を放送するらしいので見たいと思います。
ゆみぷー様
コメントありがとうございます。
近日中に、「明日に向かって」続編は、まもなくアップしますので、楽しみにしていて下さい。
高橋浩一 先生
ゆみぷー 様
>「脳脊髄液減少症だったら、歩いて病院には来られないはずです。また造影MRIでも異常ないし、まず、違うでしょうね。」
軽い症状なら本症でないとすると、初期ガンなんかも、ガンではないことになってしまうと思うのですが…素人の浅知恵です。
先日の「報道ステーション」は、Youtubeにアップされています。↓
http://www.youtube.com/watch?v=6uLurKGnokw
そこから、ほかの「脳脊髄液減少症」関連番組録画にもリンクしています。ご参考まで。
この番組の中で、嘉山先生が「福音」とおっしゃっていましたが、福音に贔屓?があってはいけない。
現在の診断基準が「福音」なのかは、はなはだ疑問だと思います。
すべての症状に保険が適用されてこその「福音」だと思うのですが…。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
また「報道ステーション」の情報もありがとうございました。見逃していたので助かります。
>すべての症状に保険が適用されてこその「福音」だと思うのですが…。
本当です。ただ、とりあえず前進している事はありがたいと感じております。