君を想う
- 2009.04.07
- 脳脊髄液減少症
E.Tさん(27歳、女性)
3年前にめまい、ふらつき、嘔気、頭痛、全身痛、肩こり、味覚低下、視力低下、嗅覚低下などが出現しました。
症状は強烈で、ほとんど寝たきりの状態になりました。
山王病院を受診、RI脳槽シンチにて脳脊髄液減少症と診断し、ブラッドパッチを施行しました。
治療後、諸症状は軽減しましたが、日常生活に支障を来たす状態がしばらく続きました。
この辛い状態を支えたのは、6年前からE.Tさんと交際を続けている恋人N.Hさんです。
N.Hさんは脳脊髄液減少症についての理解を深めようと、本やインターネットで勉強し、今や、本症についてかなりの知識を有しています。
そして、E.Tさんを表から、裏から支えてきました。 近々、E.TさんはN.Hさんと御結婚されるそうです。
幸せな結婚生活を送るためと、元気な赤ちゃんを出産するため、治療を希望され、先日、2回目のブラッドパッチを受けられました。 治療は無事に終了し、元気に退院されました。
E.Tさん達を繋いでいた一曲があります。
君を想う by 工藤慎太郎
宇宙に一人きりだから 夜にさみしく泣くんだろう
優しすぎる君だから 急にむなしくなるんだろう
そのきれいな髪を なでてあげたい
小さな体 温めたい
大丈夫 いつも一人じゃない
僕は君を愛しているから
http://www.evesta.jp/lyric/artists/a311506/lyrics/l46953.html
http://www.barks.jp/listen/?id=1000019894
健康な男女の交際、結婚であっても、別れ、離婚などが生じる事があります。
そんな中、先日、水嶋ヒロさんと絢香さんの結婚会見で、水嶋さんは
「彼女も病気も、すべて受け入れて・・・」
的な事を話されていました。
体調不良のE.Tさんを支え続けた彼にも同様な感じが覗えます。
「君を想う」という歌、初めて聞かせて頂きましたが、E.Tさんと彼の6年間を考えると涙がでる想いです。
彼らは言葉にこそ出しませんが、多くの困難があったのではと推察します。しかし6年間愛を絶やさず、お互いに病気の事を含め理解し続けてきた姿勢には敬意を表します。
どうぞ、末永くお幸せに!
コメントを書く