脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

脳脊髄液減少症患者は強い!

脳脊髄液減少症患者は強い!

「脳脊髄液減少症患者は強い!」

というのは、ある耳鼻咽喉科の先生の言葉です。

脳脊髄液減少症の方々の中には、めまい、ふらつき、耳鳴り、聴覚異常など耳鼻科に関連する症状を伴います。そのため、耳鼻科を受診される方も少なくありません。

耳鼻科的な診察の中には、結構、辛い検査があります。

耳鼻科的な検査では、脳脊髄液減少症でない方々の少なからずが、悲鳴をあげるのに対し、脳脊髄液減少症の多くの方々は、じっと我慢し、文句一つ言わずに検査を続けられるそうです。

それが、上記の耳鼻科の先生の言葉につながったそうです。

考えてみたら、症状の辛さ、理解されない苦しみに耐え抜いて生きてきている訳ですから、ちょっと痛みを伴う、苦痛を伴うといった検査は、自分の症状を理解してもらうため、症状が改善する可能性を求めるために、頑張れるのでしょう。

また、脳脊髄液減少症の辛さに比べれば、耳鼻科的な検査は楽なのかもしれません。

 私も診察をさせて頂く際、脳脊髄液減少症を経験された方々は、人間的に強いと実感します。

現在、脳脊髄液減少症で苦しまれている方々、今、この時間、瞬間に無意識のうちに人間性が強化されている可能性があります。 多くの方々が本症を克服され、ハッピーエンドを迎えられる事を願ってやみません。