等尺運動
- 2011.12.09
- 脳脊髄液減少症

体力回復は非常に大切な問題です。
体力が低下した体に優しい運動は、
- ゆっくりした運動
- 軽い負荷
- 短い時間
と考えています。
そして、回復具合によってスピード、負荷、時間を増やしていくと良いと思います。
では、症状が強固で寝たきりに近い状態の場合はどうしたら良いでしょうか?
等尺運動が良いかもしれません。
この等尺運動とは、関節を動かさずに、筋肉に力を入れる運動、つまり筋肉を動かさずに、負荷をかける方法です。
臨床では、リューマチ疾患など骨や関節に異常のある方のリハビリとして取り入れられています。
寝た状態で腹筋、背筋、手の筋肉、足の筋肉など動かさずに、徐々に力を入れていく。継続していくと、効果を示すと思います。
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イメージ・トレーニング 2011.12.15
高橋浩一 先生
私が入院していたのは、公立病院の大部屋でした。
したがって、すべて同病の方というわけではありませんでした。
隣のベッドに、背骨?を骨折して、排せつも全介助の寝たきりのご老人がいました。
そんなご老人でも、全く動かないでいるのは、体に悪いらしく、理学療法士の方が、等尺運動をリードされていました。
運動を始められてから、そのご御老人は、声の張りが全く違ってきて、そのうちには、軽い移動もできるようになっていました。
少しの運動から始める大切さを、目のあたりにしました。
F様
コメントありがとうございます。
御提示頂いた御老人のように、小さな一歩を確実に積み重ねていく事が大切と思います。
一日で効果がある運動は、なかなかありません。
寝たきり状態でも、可能と思われ、紹介させて頂きました。