中学生が感じた脳脊髄液減少症
- 2011.12.04
- 脳脊髄液減少症
先日、母校、大泉西中学校で講演という光栄を頂きました。
そして後輩達から講演の感想を頂きました。
脳脊髄液減少症についての感想も多く頂きました。一部を紹介させて頂きます。
脳脊髄液減少症とは、誰でも起こりえる病気なんだとわかりました。
紹介されたスポーツ選手は、たくさんの病院で診てもらっても「異常なし」と言われ、私はそれが、この病気にかかった人達にとって、とっても怖いことではないかと思いました。(中二女子)
脳脊髄液減少症は頭を強打することで、私達にも起こり得る病気だということに、びっくりしました。
そして、その病気にかかってから、頑張る人達を見て感動しました。(中三男子)
脳脊髄液減少症は、スポーツ選手でなくても、普通の人でもなると知り、覚えておこうと思いました。
また、まだ知っている人が少ないそうなので、これから、知っている人が増えて、危険性を知ってほしいと思いました。(中三女子)
病院で診てもらっても病気の名前や原因がわからないという結果が出てしまうのは、きっと自分だったらパニックになってしまう気がします。
それでも病気に立ち向かっていく人たち、それを助ける病院の先生たち。
人は支えられているということを改めて感じることができ、自分の生き方を見直していこうと思うことができました。また健康に対しての意識が変わり、目標を立てて生活する重要性を学びました。(中三女子)
中学生に、このような感想を持って頂けた事、本講演の意義があったのではと感じています。
そして私から後輩達へ
脳脊髄液減少症は、稀な疾患ではありませんが、通常の運動での発症は稀です。
ケガを恐れては、良いパフォーマンスはできないと思います。
脳脊髄液減少症を恐れて萎縮するより、万が一、体調不良など出現した際の対応が重要です。
中学生らしく、楽しく生活して下さい。
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高橋浩一 先生
>脳脊髄液減少症は、稀な疾患ではありませんが、通常の運動での発症は稀です。
>ケガを恐れては、良いパフォーマンスはできないと思います。
>脳脊髄液減少症を恐れて萎縮するより、万が一、体調不良など出現した際の対応が重要です。
先生は、ご自分でも、いろいろなスポーツを本格的に実践されていらっしゃるし、上記のことは、ブログにも御著書にもかかれていますね。
学校教育では、いよいよ来年度から「武道」が、全中学校で必修科目になります。
その危険性だけをことさら取り上げて、実施を反対する勢力もありますが、私には、「お門違い」とも思えます。
それより、今回の高橋先生のご講演のような「備え」を子どもたちに学ばせることが重要と思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
教育の分野も医療も似たような点がありますね!リスクを過剰視していては何もできません。
教育の世界は本当に大変です。お疲れ様です。
お忙しい中、母校での講演会お疲れさまでした。
先生の中学生たちに対するメッセージ
「脳脊髄液減少症は、稀な疾患ではありませんが、通常の運動での
発症は稀です。
ケガを恐れては、良いパフォーマンスはできないと思います。
脳脊髄液減少症を恐れて萎縮するより、万が一、体調不良など出現
した際の対応が重要です。
中学生らしく、楽しく生活して下さい。」
先生は勉強もスポーツもかなり努力されてきているんでしょうね。でも。自然体で自分らしさを失わない行動が人を引き付けているんだと思います。
中学生は、中学生にしかできない事をたくさん学び育ち、思い出もたくさん作ってっていってほしいです。
そして。
私達も失敗を恐れて何もしない事は、最初からあきらめている事と同じであると思います。
脳脊髄液減少症である私達に出来る事も必ずあると思います。
失敗を恐れるのではなく、自分自身を信じて。治療して下さる高橋先生・医療関係者を信じて。難しくなくていいので自分が出来ると思える目標と、自分自身のさらなる目標を設定し、努力していきたいと思います。
いつも、ありがとうございます。
あんず様
コメントありがとうございます。
失敗を恐れるのでなく、もし失敗しても、失敗から学べる事があるはずです。
あんず様の言われる、自分が出来ると思う目標に向かって努力する事は大切な事だと思います。失敗を恐れて何もしないのは、御指摘の通り、逃げ、あきらめかもしれません。
御回復をお祈り申し上げます。