脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

なでしこ 脳脊髄液減少症を克服

なでしこ 脳脊髄液減少症を克服

今日のTBS「報道Nスタ」にて、脳脊髄液減少症を取り上げて頂きました。

いかに「脳脊髄液減少症」という疾患を多くの方々に知ってもらうか!といった内容で、非常に意義のある放送であったと思います。関係者方々に心より御礼申し上げます。

今回、元なでしこリーグ選手の西口柄早さんにも、御協力頂きました。
(ケガに打ち克つメンタルトレーニング 33ページ)

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西口さんは、サッカーの練習中のケガで体調不良に陥り、約半年後に脳脊髄液減少症と診断しました。

初診時の西口さんは、フルマラソンを走り終わったかのような、疲れきった表情でした。

しかし診断がついてブラッドパッチを施行すると、さすがアスリートと感じさせる闘う表情に変化しました。初診時とは、全く別人でした。

心・技・体と言いますが、心だけ強く持っていても、体調が不良であると、良いパフォーマンスが生まれません。西口さんを治療させて頂き、気持ちだけでは限界があると改めて痛感したのを思い出しました。

ちなみに西口さんのRI脳槽シンチ所見は、明らかな髄液漏出像を認めない、いわゆる間接所見でした。

「脳脊髄液減少症」を知らない事によって、泥水をすするような苦労をされてきた方々を何人も見てきました。

逆に脳脊髄液減少症を多くの方々に知って頂く事で、診断されない辛さ、治療法が無いと言われる辛さなどが、大きく緩和されます。

今回の「報道Nスタ」、本症啓発に大きな力を頂いた想いです!