脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

画像診断

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先日、八王子スポーツ整形外科

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間瀬泰克院長の御話を伺いました。

「痛みが画像所見で表れるのは、骨折や靱帯断裂など、限られた怪我の場合です。

多くの怪我は、痛みがあっても画像には表れません。

画像所見で異常がなくても、症状を聴いて、どこが、どのように傷んでいるのかを判断し、治療方法を考えていく事が重要です。」

全く同感です。

画像で異常が無いから大丈夫!異常なし!で終わるのでなく、症状に対して、どのように考えていくかが大切です。

脳脊髄液減少症の場合、MRIで脳の下垂など異常を認める症例は限られており、あくまで補助検査と考えています。

MRIが正常でも、脳脊髄液減少症は否定できません。

逆にMRIで脳の下垂があったとしても、症状が良い、もしくは軽度の場合は治療の必要は無く、治癒と考えて良いでしょう。

画像診断は医学レベルを向上させ、多大な功績を生み出しました。医学界に不可欠です。私も画像診断無しには、診療ができません。ただし、画像診断に依存し過ぎるのは、場合によっては問題と思います。