お知らせ 2011.07.07 脳脊髄液減少症 本日、7月7日発売の読売新聞夕刊、「からだ」に脳脊髄液減少症が特集されています。 私も、コメントさせて頂きました。 前の記事 水戸泉 2011.07.05 次の記事 講演会の効果 2011.07.08
高橋浩一先生
見逃しました!
昨日この記事に気付けば・・・だったのですが。
読みたかったです。ざんねん!
高橋浩一 先生
へびくま 様
以下の記事ですか?
医療解説]
脳脊髄液減少症… 「外傷も原因」 国が確認 事故補償に道筋
脳と脊髄の周囲を満たす水分「脳脊髄液」が漏れて減り、頭痛など様々な症状が表れる脳脊髄液減少症。国の研究班が今年6月、「外傷でも起こる」と認めた中間報告を公表するなど、診断・治療の指針づくりが進み、将来の保険適用に向けた第一歩が踏み出された。(佐藤光展)
◇
脳脊髄液減少症は、体を起こすと表れる頭痛(起立性頭痛)に加え、吐き気、嘔吐、首の硬直、めまい、視力低下、耳鳴りなど様々な症状が表れる。
脳脊髄液の役割は十分解明されていないが、脳・脊髄の保護や、栄養補給などの役目があると考えられている。液を閉じ込めている硬膜の小さな穴から液が外に漏れて減り、水位が低下すると、液の中に浮かぶ脳の位置が下がり、脳から出る神経が引っ張られるなどして影響を受け、症状が表れると考えられている。
脳脊髄液の減少で、様々な症状が表れることは以前から知られていたが、脳神経外科などの専門医の間では「交通事故などの外傷で硬膜に穴が開くことは考えにくい」との考えが一般的だった。そのため、患者は「心の病」と決めつけられたり、「事故の補償目当てでうそをついているのでは」などと思われたりして、苦しんできた。
そこで厚生労働省は、専門医らによる研究事業「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」を2007年に開始。起立性頭痛の症例を100例集め、発症の経緯や検査画像を詳細に検討した。その結果、外傷をきっかけに脳脊髄液の漏れが起こったケースを5例確認。今年6月、「交通事故などの外傷が契機になることは、決してまれではない」との判断を明らかにした。
山王病院脳神経外科副部長の高橋浩一さんは「外傷で脳脊髄液減少症になると国が認めた画期的な報告。患者の切実な訴えが、やっと国に届いた」と喜ぶ。
これにより、交通事故の自賠責保険や労災の認定でも、この病気が事故の後遺障害と判断され、患者は正当な補償を受けやすくなると期待されている。
脳脊髄液の漏れを確認するには、微量の放射線を放つ薬品を腰から入れ、特殊な画像装置で変化を観察する検査(脳槽シンチレーション)などを行う。治療は、事前に採取した患者本人の血液を少量、腰椎などから注射し、血を固めて硬膜の穴をふさぐブラッドパッチ療法が行われる。
費用は病院により異なるが、目安は1回あたり約30万円(入院費含む)。数日から1週間程度の入院が必要になる。1回では十分な効果がなく、時期をあけて2、3回行うこともある。
同病院では、この治療を受けた患者約1200人のうち、75%で症状が改善した。15歳以下の子どもの患者(約100人)は、さらに治療成績がよく、90%で効果があった。一方、治療に伴い全身の強い痛みなどが1%弱に起こる。
高い効果が期待できる治療法だが、高額な費用を支払えず、断念する患者が少なくない。国の研究班は今後、ブラッドパッチ治療の有効性を検証。効果が確認されれば、入院費などに保険が使える高度医療に申請し、さらに今後、保険適用される可能性が高まる。
(2011年7月7日 読売新聞)
あきちゃんで~す様
ありがとうございました!!
あきちゃんで~す様
情報ありがとうございます。
記事では、綺麗なイラストも入っていて、脳脊髄液減少症の啓発にも大きな影響を与えると思います。
このような機会を頂き、ありがたい限りです。
へびくま様
コメントありがとうございます。
あきちゃんで~す様の情報、ありがたいですね!
図書館などで、実際の記事も見て頂けたら幸いです。
はじめまして。千葉県在住の花井と申します。
先生のこの記事を見た母が、自分はこの病気かもしれない、と連絡してきました。75歳の母は昨年背骨の小さな骨を骨折して以来、首が直角に折れ曲がって真っ直ぐ前を向くことができなくなりました。くび下がり病、とどこの病院でも言われ、治療法は無いと言われ、母は絶望しております。食事や洗面が困難で、常に頭痛に悩まされ、外を歩くことも出来なくなりました。この先生がおっしゃる病気ではないかどうか、受診させたいと思いますが、いかがでしょうか。内臓や頭はまだまだ元気な母ですので、かわいそうでなりません。どうかご指南のほど、よろしくお願いいたします。
花井様
コメントありがとうございます。
小生でよろしければ、喜んで拝見させて頂きます。山王病院に連絡を入れ、予約を取った上で御受診下さい。