真実と正義を求めて
- 2011.02.06
- 脳脊髄液減少症
「裁判官が日本を滅ぼす」門田隆将著(新潮文庫)
http://www.shinchosha.co.jp/book/123141/
私は交通事故患者達の診療を通じて、様々な不条理を経験してきました。
「交通事故後からの四肢不全麻痺が、自賠責非該当」
「交通事故により左半身不全麻痺、尿失禁状態。病態の本体は外傷性頚部症候群で自賠責14級。あとの症状は心因性」
などなど・・・
医学的に妥当な意見書を作成しても、右から左に流されたかのごとくの判決。
百歩譲って脳脊髄液減少症が認定されずとも、その判断はないでしょう・・・
裁判所の判決に泣かされてきた方々を見ていて、裁判とは真実と正義を見出す所ではないのか!私自身、何度も、何度も悔しい思いをしてきました。
そんな裁判官に、果敢に臨まれた門田隆将先生の「裁判官が日本を滅ぼす」。
真実と正義を求めるために、訴えられてきた文章の一つ、一つに熱く、熱く心を撃たれました。
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高橋浩一 先生
日本には、昔から「お裁きを受ける」という、上から目線の考え方や、
「裁判沙汰になる」といった、裁判自体を罪悪視する考え方が続いてきました。
有名政治家が、検察審査会によって強制起訴されたり、検察の不正が暴かれたり…裁判自体の公正さが危うい時代です。
裁判員制度も、今後は、そういった公正さの追求に向かって動く必要があると思います。
門田氏のような方が、愚息の先輩であることを誇りに思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
御指摘の通り、本当に危うい時代と思います。
司法の事は素人ですが、それでもおかしいのでは!と感じる事が多いです。
裁判員制度が、良い方向に向けてくれたらと思います。
高橋先生
ご無沙汰しております。
ご活躍、心より応援しております。
裁判という負荷は、脳脊髄液減少症を患った身体には
あまりにも重く辛いものだと思います。
裁判などせずとも当たり前のことが当たり前になる
社会になって欲しいものです。
医学的に解明されない部分を心因性に持っていかれることは
患者にとって耐え難いものがあります。
先生は原因を突き止めて患者を救ってくださるお医者様で
真実と正義を貫かれて治療してくださっており
心より感謝申し上げます。
色々なお仕事があります。
真実と正義を貫いていくということが
司法のみならず医療の場や他の仕事にも必要ですし
生きていく上でも必要だと感じております。
益々のご活躍遠方から応援しております。
かーこ様
コメントありがとうございます。
>裁判という負荷は、脳脊髄液減少症を患った身体にはあまりにも重く辛いものだと思います。 裁判などせずとも当たり前のことが当たり前になる社会になって欲しいものです。 医学的に解明されない部分を心因性に持っていかれることは患者にとって耐え難いものがあります。
多くの脳脊髄液減少症の方々の考えを代表されているような言葉に響きます。
「真実と正義」胸に刻んでいれば、いつか道が開けるのではと信じて、我を貫こうと思います。
ちなみに御存知かと思いますが、門田先生は、土佐の方です。
かーこ様
高橋浩一 先生
脳脊髄液減少症の患者様やご家族が、多数、訴訟で係争中であることを伺っております。
法律を学んだ者として、裁判というものを冷静に考えてみると、
「その判断は、倫理的あるいは道義上正しいか」を裁定する場ではなく、
「その事実は、法の条文やその解釈からみて、違法か」を決定する場なのだと思います。
従って、本症の場合、保険適用を始め、さまざまな場面で、法的に脆弱なことが、いかにも悔やまれます。
一刻も早い保険適用の実施が、公正な裁判や、ひいては裁判には至らなくてよい状況を生み出すのだと思います。
そのために、私に何ができるか、考えて行きたいと思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
目に見える証拠がないと、なかなか裁判では認めてくれません。
御指摘の通り、保険適用でないことは、不利です。
まずは保険適用を何とか実現すべきです。今月末には脳脊髄液減少症研究会が開かれますので、有意義な熱い討論がなされると思います。
高橋先生
先日はお世話になりましてありがとうございました。
私も、飲酒者による事故から10年以上悔しい思いを
何度もしてきました。真実に目を向けて正直な者
弱い立場の者が守られる社会が来る事を祈っております。
病気を持ちながら法的に争うのは過酷で、病気を悪化させると私は思います。
今は、被害者と言う事を忘れるように努力して
精神的に強くなる事で病気を克服したいと考えています。
私たち患者の気持ちを理解し、尊重してくださり
励ましてくださる先生に出会えた事に、毎日感謝しております。
寒い日が続きますが、春はすぐそこまで来ています。
お体ご自愛くださいませ。
SAKURA様
コメントありがとうございます。
門田先生も述べられていますが、日本では被害者に対する救済の手段が弱いです。
SAKURA様の心中、察する事ができません。そんな中で、いかに克服するかを考えている姿勢は重要です。いつか必ず報われると思います。
ただ一人で頑張ろうとすると大変です。周囲の協力や理解も得て、向上頂けたらと思います。
高橋先生
貴重なご指摘ありがとうございます。
交通事故直後の医療機関では、頚部捻挫、むちうち症いう診断で湿布と牽引の1年間。相手方の一方的な示談の後、マッサージや精神科の診察も受けました。その後4年半が経ちようやく県外の病院で脳脊髄液減少症と診断が出て、B.P治療にたどり着きましたが、家族や知人の理解も難しい日々。
一人暮らしで6年間の闘病生活。唯一母だけはよき理解者となり助けてくれました。
事故から診断までの年月や、控訴までの永い期間が招いた“時効”という法が大きな壁となって、被害者と言う事を忘れるようにしないと苦しみが増す一方でした。
もしも希望が少しでもあるのでしたら、再び弁護士さんと相談して、今後の可能性を広げたいと思います。
周囲の理解も得られるように、そして心に強さと柔軟性を備えた人間になりたいと思います。
SAKURA様
コメントありがとうございます。
脳脊髄液減少症を取り巻く環境は、なかなか難しい現状です。特に相手からは、理解が得られない事がほとんどです。
理解者であるお母様と、楽しい時間を過ごしつつ回復頂けたら幸いと思います。
高橋先生
泣いていた娘の母です。
1月の受診ではお世話になりました。あの日点滴を受けて帰りには元気になり帰ることが出来ました。ありがとうございました。
近場で 点滴を受けられる場所を探し脳外科で受けられるようになりましたが、「脳脊髄液減少症」について何もわからないので・・・点滴だけであとの治療は 高橋先生にお任せして下さいと言われました。
私はもう少し理解ある言葉が返ってくるのでは・・・と思っていたのですが 面倒くさいことには関わりたくないと言うような口ぶりでした。
娘がまた傷ついてしまったのではないかと 思っていますが点滴が受けられる場所なので 点滴だけと思って受診しています。 ほんとに1日も早く理解ある社会そして保険適応を望みます!!
泣いていた娘の母様
コメントありがとうございます。
脳脊髄液減少症の理解には、もう少し時間がかかりそうです。
理解が乏しい医療機関でストレスを溜めるより、割り切って点滴のみを受ける!という考えの方が気分的にも楽ではないでしょうか!?
でも点滴が効果的で良かったですね!体調を改善させる方法がある事は、非常に良いです!