脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

客観的な点滴の効果

客観的な点滴の効果

脳脊髄液減少症で、点滴が効果的という方々は少なくありません。
しかし実際の臨床では、点滴の効果を信用してもらえないことがあります。中には、「気のせい!」「宗教的」などと、言われたという声も聴いてきました。

そんな中、先日、大変御世話になっている耳鼻科の先生から興味深い情報を提供頂きました。

脳脊髄液減少症でめまい、平衡機能障害を合併している患者様に対して、重心動揺検査という平衡機能を調べる検査を点滴の前後で施行すると、再現性を持って点滴の後に、一時的に平衡機能が改善した!という情報です。

情報を提供頂いた耳鼻科の先生には、心より御礼を申し上げます。

脳脊髄液減少症は、自覚症状が主なため、理解を得られにくいですが、このような「気のせいではない!」という客観的なデータが増えると、脳脊髄液減少症の信憑性が高くなると思います。