脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

友人からの刺激

友人からの刺激
K.Uさん、女性。

交通事故後に頭痛、頚部痛、めまいなど様々な症状に苦しみ、山王病院を受診しました。

検査の結果、脳脊髄液減少症と診断し、ブラッドパッチを行いました。

治療後、頚部痛などはすっかり改善しましたが、頭痛が持続しました。

また、イライラ感が強くなり、家族にあたるなど精神的に不安定となりました。

メンタルトレーニングも効果が乏しく、精神神経科治療を依頼しましたが、この治療もあまり有効でありませんでした。

そんなある日、以前のようなこわばった表情と違う、明るい表情で、笑いながら来院されました。

「あるきっかけで、イライラ感も吹き飛びました!今は、楽しみを見つけ、頭痛も軽くなり、家族にあたる事もすくなくなりました!」

理由を尋ねると、友人の力だそうです。

ある友人に、読書の楽しみを教わり、現在は様々な知識を吸収されています。とても楽しそうでした。


体調不良を克服する際、自分の中から湧き上がるワクワクする、楽しいなどの感情が大切と考えています。

友人などの刺激により、好き、面白いなどの気持ちを高める事ができれば、体調もプラスに向かうと思います。

K.Uさんは、事故から1年以上かかり、ようやく克服しつつあります。

時間がかかる事も少なくないと思いますが、自分ひとりで考えすぎず、友人や家族の協力も大切と感じました。