脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

啓蒙のために!

啓蒙のために!

昨年冬、関西で眼科をされている女性医師、A.K先生が脳脊髄液減少症を患われ、診断、治療に至るまでの苦労など御手紙頂きました。

そのA.K先生から、その後の経過、想いなどを御報告頂きましたので、紹介します。

「その後、年明けごろからかなり体調もよくなり、2か月もすれば、嘘のように普通の生活に戻ることができました。

仕事も以前と同じにこなせるようになり、同僚の先生たちから私が入院していたということも忘れられるくらいに回復しています。

あんなに安静にしていてもよくならなかった症状が、よくなったのはやはりブラッドパッチが劇的に効いたということだと思います。

先生に相談させていただいたころは本当にこのまま元の生活に戻れるのだろうかと不安で仕方ありませんでした。

そのころのことを考えると今の自分が信じられないです。

先生に予後良好だとご意見をいただき、本当に安心しました。ありがとうございました。

けれど、脳脊髄液減少症の唯一の治療法であるブラッドパッチが保険で認められていないというのは問題だと思います。 これだけ効果が実証されているわけですから。

あと、私も経験しましたが、関西で700床以上もあるような自分の病院ですら、ブラッドパッチの経験のある先生がひとりもいなかったのです。

正直、自分が治療を受け、こんなに簡単な処置なのかと思いましたが、ブラッドパッチを受けるために、待っている人がこんなにいるということが驚きでした。

もっともっとこの治療が普及していかなくてはいけないですね。私も、できるところから、協力させていただきます。 」

A.K先生、ありがとうございます。

現在でも、ブラッドパッチに懐疑的な方々が少なくありませんが、こういった声の一つ一つが脳脊髄液減少症認知度上昇につながると思います。