脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

髄液に関する基礎研究

髄液に関する基礎研究

大分大学医学部・大学院医学系研究科 生体構造医学講座(解剖学1)の、三浦真弘先生は、髄液吸収とリンパの関係において、非常に重要な、興味深い研究をされています。

動物実験で、髄液の吸収路、特に頚椎からリンパ系へ吸収される経路が存在する事を形態学的に証明されました。

 また三浦先生は、脳脊髄液減少症に非常に興味を示して下さり、動物実験で、ブラッドパッチの効果を研究されています。

先日、第8回 脳脊髄液減少症研究会では、その実験結果など特別講演を賜りました。

そこではブラッドパッチの効果として、硬膜外からの圧力の上昇が重要でないかと話されました。

脳脊髄液減少症の病態に対して研究されている事自体が、悩まれる方々のために頑張られている証しであると感じ、熱き感謝の念を感じます。

三浦先生の益々の御研究の発展を期待しています。

続く