脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

思考の転換

思考の転換
B.Uさん(70歳、女性)

数年前から原因不明の体調不良に陥りました。

どこの病院に行っても異常なし、または精神的なものとされていましたが、数か月前に脳脊髄液減少症を疑い、山王病院を受診しました。

検査の結果、脳脊髄液減少症と診断し、ブラッドパッチを行いました。

治療後、諸症状は軽減しましたが、頭痛など持続し、いつも来院の時には弱気な表情でした。

しかし先日、明るい表情で来院されました。

B.Uさんは

「今まで、頭痛などの症状にばかり目が行っていました。症状が無くならない限り、何もしたくありませんでし、症状があることで、自分は悲惨と感じていました。

しかし、以前より症状は良くなってきているし、これらの症状は命に別状あるものではありません。

最近ようやく、現在の状態で、できる事をやっていこうと考えるようになりました。

昔から、私はお花が大好きでした。

このように考える事によって、数年ぶりに花が綺麗と感らじれるようになりました。」

と、笑顔で語られました。

B.Uさんには、まだ日常生活に支障を来たす症状が残っていますが、この考えの転換は素晴らしいと思います。

さらなる回復をお祈り申し上げます。