脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

克ちましょう!

克ちましょう!
D.M君、男子高校生。

交通事故後に、激しい起立性頭痛でほとんど寝たきり状態になりました。

受傷から5ヵ月後に山王病院を受診、脳脊髄液減少症の診断でブラッドパッチを施行しました。

治療後、頭痛は改善し、復学ができるまで快復しました。

しかし・・・・・

復学後に、深刻ないじめに遭い・・・・・

再び学校に行けなくなりました・・・・・

いじめは、決して簡単なものではありませんが・・・・・

もし脳脊髄液減少症の理解が、もっと深く得られていたら・・・・・

無用ないじめはなかったかもしれません・・・・・・などと考えると、とても心が痛みます。


脳脊髄液減少症に悩まれている方々のうち、理解が得られないがゆえに、しんどい想いをされている方々も少なくないと思います。

私が懇意にさせて頂いている方に、元日本ハムファイターズ投手、現東北楽天イーグルス ジュニアヘッドコーチの今関勝さんがいます。

http://plaza.rakuten.co.jp/imazeki/

今関さん御自身は、高校時代、深刻ないじめに遭い、命を絶つことも考えたそうです。

しかし、いじめを乗り越え、プロ野球選手として活躍された経験から、いじめの対策などを考え続け、どんなに辛くても、あきらめない事の大切さ、挫折してもやり直す事の重要性などを訴え続けています。

病に悩まれ辛い日々を送られていた方々、一日一秒がしんどいかもしれません。まして、いじめの要素が加わると・・・

しかし時間の経過で克服されたり、軽快される方々がたくさんいます。それから脳脊髄液減少症に対する周囲の理解、認知度は確実に上昇しています。

いじめや、いじめ紛いの事には、絶対負けたくありません。克ちたい!ではなく、克ちましょう!

D.M君も是非、病気といじめを克服して頂きたいと思います。克服できたら、凄い、素敵な人になれると思います。