脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

早期の理解を

早期の理解を

先週、土曜日にはTBSで、脳脊髄液減少症について、取り上げて頂きました。
原因不明の体調不良は、「怠けてる」「ふてくされている」など、理解頂けない事が多いです。

番組に出演されていた女性が、

「病名は何でもいいから、理解して、良くして欲しい。」

と、いうような事を述べられていましたが、全く御尤もです。

私自身、ブラッドパッチでなくても、体調不良の方々が理解され、回復して頂ければと考えています。

そんな中、同日のNHKで、神経外傷学会が、外傷後の脳脊髄液減少症を認めたと放送しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10013032891000.html

脳脊髄液減少症は存在するが、それ程多くないというスタンスは変わりありませんが、実際に症例を認めた事は、少し前進と思います。

また、ブラッドパッチに出会う前の医療費は、ブラッドパッチより高額で、経済的にも不条理であると指摘される方もいます。

ここ最近、脳脊髄液減少症に関する報道が続き、間違いなく認知度が上昇しています。

早期に、正しい形で理解が進む事を望みます。