平成22年を迎えて
- 2010.01.05
- 脳脊髄液減少症
一日でも早い脳脊髄液減少症に対する保険適応を! と、改めて願っております。
J.Sさん、30代男性。
交通事故により頭痛、めまい、嘔気、意識消失発作、左半身しびれ、麻痺、記憶障害などが出現し、持続、ほとんど寝たきりの状態となりました。
精査にて脳脊髄液減少症、および左胸郭出口症候群と診断し、ブラッドパッチ、それから胸郭出口症候群の手術を受け、状態は改善傾向にあります。
しかし、復職はできない状態が続きました。
状態を少しでも改善させたいと、J.Sさんは次のブラッドパッチを考えました。
治療費用は、お母様が働いて作って頂いたそうです。
しかし治療の数週前にJ.Sさんがブラッドパッチ治療をキャンセルしました。
理由を尋ねると、お母様が癌を患われ、お母様のケアが大切だからとの事でした。
加えて、ブラッドパッチを受けるために貯めていたお金は、お母様の治療に当てるために、ブラッドパッチはしばらく受けられないと話されました。
その他にも経済的な理由により、治療が受けられない方々がいます。
一日でも早い、脳脊髄液減少症に対する保険適応を切望しております。
高橋浩一 先生
私事で恐縮ですが、私が服用している抗がん剤が、私が治療している途中に保険適用になりました。
ですから、治療に保険適用があるのとないのの差を、文字通り、金銭的にも精神的にも実感しております。
脳脊髄液減少症の一刻も早い保険適用を切望するものですが、
それには、まず医学界で、保険適用のための確固たる診断基準が確立されることが不可欠かと思います。
F様
コメントありがとうございます。
F様の貴重な御経験をお話頂き、重ねて御礼申し上げます。
保険適応に向け、厚労省の脳脊髄液減少症研究班で、診断基準作成など行われています。本当に一日も早い保険適応を願います。
はじめまして。
突然のメールお許しください。
偶然、こちらにたどり着き、J.Sさんのこと涙が出ました。
私も同病で3度のブラッドパッチを経てようやく寝たきりから脱出はできました。
しかし、J.Sさん同様、一人での外出は無理でずっと家にいます。
平衡感覚が戻りません。
治療費をお母様が捻出してくださっていたのに、そのお母様が癌になられるとは、なんともお辛いことと思います。
J.Sさんのお気持ちがどうか通じてお母様が良くなられますことを願っています。
本当にこの脳脊髄液減少症が保険適応となって欲しいと切実に思います。
こころ様
コメントありがとうございます。
先日、J.S様が来院されました。症状は、まだ残っていますが、強く元気に頑張られています。
お母様の経過も良好な様で何よりでした。J.S様の気持ちも届いている事でしょう!
こころ様の益々の御回復を心よりお祈り申し上げます。