脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

頭痛について③

頭痛について③

頭痛は、目が悪かったり、鼻が悪かったり、体調が悪かったり・・・
様々な要因で生じます。

もちろん、面白くない事が続いたり、ストレスが強かったり、精神的な要因でも発生します。

首の痛み、肩のこりも、精神的な影響を受ける事があります。

脳脊髄液減少症で、治療前は頭痛、めまい、吐き気、頚部痛など様々な症状があって、治療により、めまいなどは改善するものの、頭痛のみが残る方がいます。

S.Sさん(40代、男性)。

交通事故により脳脊髄液減少症を患いました。頭痛、頚部痛、めまい、耳鳴り、倦怠感・・・

様々な症状に悩まされ、数回のブラッドパッチをしました。

めまい、耳鳴りなどは改善しましたが、頭痛、頚部痛が持続しました。

仕事ができない状態が続いたため、元の職場を解雇されました。

さらに、奥様が病気を患い、入院、手術を受けるなどの、苦痛がS.Sさんを襲い、頭痛、頚部痛は、さらにしんどくなります。

しかしS.Sさんは、ここで頑張り、新たな勤務先を見つけました。

仕事が無い状態のストレスが緩和され、今の仕事も自分に合っているそうです。

再就職をきっかけに、S.Sさんの頭痛、頚部痛が改善しました。

家庭や職場での事、交通事故の事後の件など、脳脊髄液減少症の治療後にストレスが持続する場合も少なくありません。

しかし頭痛以外の、めまいや手足のしびれ、頻尿など改善している点があれば、脳脊髄液減少症治療に関しては順調と喜んで良い場合が少なくないと思います。