頭痛について①
- 2009.10.15
- 脳脊髄液減少症
頭痛を訴えられる方々は多く、成人の半数近くは頭痛持ちと言われています。
頭痛には心配すべき頭痛と、心配しなくて良い頭痛があります。
心配すべき頭痛とは、脳腫瘍やくも膜下出血など、生命を脅かす可能性のある病気からくるものをいいます。
心配すべき頭痛を疑う症状としては、
1. 突然の激しい頭痛
2. 今までに経験したことのない頭痛
3. 徐々にひどくなる頭痛
4. 視力障害、視野障害を伴う頭痛
5. 嘔気、嘔吐を伴う頭痛
6. 高熱を伴う頭痛言語障害を伴う頭痛
7. 意識障害や手足の運動障害を伴う頭痛
などがあります。
頭痛に関して、教科書的には上記の通りですが、実際の臨床では判断が難しい場合もありますので、少しでも心配であれば、病院に行くべきと思います。
脳脊髄液減少症の頭痛は、脳腫瘍やくも膜下出血とは一線を画しますが、日常生活に支障を来たすような場合は治療の適応になると考えています。
また、脳脊髄液減少症の方々も、いつもと性状が異なる頭痛の場合は、頭の中にくも膜下出血などの異常がない事を確認しておいた方が無難です。
異常がなければ、とりあえず安心してよいでしょう。
こんにちは。
息子は13日に1時間だけ登校をしましたがインフルエンゼが蔓延の為学年閉鎖になり来週から再チャレンジです。
「疲れた」も少なくなり明るく過ごしております。
相談がございます。
22才の次男ですが、頭痛で目がかすみ、よく見えない事があり、脳神経科でレントゲンを撮りましたが以上は見当たらないと言われました。私は「詳しく調べたら」と申しましたが息子が「やらない」と言っています。
頭痛はいつもあるようなのですがしっかりと調べた方が良いのでしょうか?
ご助言をお願い致します。
tom’mom様
コメントありがとうございます。
次男様の件、私の考えとしては病的なものの存在の有無を確認した方が良いと思います。
レントゲンのみですと、診断に限界があると思います。
また御相談頂けたら幸いです。