キーワード
- 2009.09.12
- 脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症に、いくつかのキーワードがあります。
起立性頭痛にはじまり、頚部のこり、頚部痛、めまい、ふらつき、倦怠感、視覚異常などなど
脳脊髄液減少症を克服され、現在、元気に活躍されているM.Mさん(30代、男性)は、こういったキーワードなど理解し、頭の隅においてはありますが、なるべくキーワードを意識しないように努められたそうです。
キーワードが頭をよぎると、そういった症状が出現してきたのではないか?
→ 症状が出現してきている。
→ 症状がでている!
→ しんどい!
という、悪循環に入るため、意識的に他の事に目を向け、むしろキーワードを無視する感覚だったそうです。
脳脊髄液減少症を克服する一つの方法かもしれません。
一方で、こういったキーワードを意識するあまり、新たな症状が次々と出現して、状態が回復しない、もしくは悪化していく方もいます。
また脳脊髄液減少症ではない方が、私は脳脊髄液減少症かもしれない → 脳脊髄液減少症だ!
と、自分の中で病気を作ってしまう人もいました。
キーワードを理解する事は重要ですが、あくまで病状からの回復の手段として有効利用すべきと思います。
高橋浩一 先生
それらのキーワードは、「二次障害」とも関係が深いと考えているのですが、いかがでしょうか?
児童生徒の場合、その子どもが抱えている困難さを周囲が理解して対応しきれていないために、本来抱えている困難さとは別の二次的な情緒や行動の問題が出てしまう、というようなことはないでしょうか。
「気の病」にさせないために、周囲が出来ることを考えていきたいと思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
キーワードを聴いて、今までなかった症状を意識してしまい、どんどん体調不良に陥ってしまう・・・これは二次障害の原因と考えて良いと思います。
御指摘の通り、気の病にさせないために、周囲の協力も大切と思います。
実は昨日、先日抜歯した親知らずのあとの経過が悪く
来週手術をすることが決まりました。
全身麻酔でするとのことで6時間前から水が飲めません。
それでもし、脳脊髄液減少症の悪い症状が出てしまったらどうしようと
必要以上に心配していたところです。
この文章を読んで、ハッとしました。
自分で悪い症状を作ってしまうところでした。
MMさんを少し見習いたいなと思いました。
高橋先生、‘キーワード’の文章を今日ここ載せていただいて本当にありがとうございます。
yuko様
コメントありがとうございます。
全身麻酔の場合、麻酔医に脱水に弱い体質である!などと言っておくと良いと思います。
必要以上に心配せず、担当医を信頼して治療を受けられて下さい。
経過良好な事をお祈りしています。