脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

世界に一つだけの花

世界に一つだけの花
先日、アメリカ在住のEさん(15歳、女性)のお母様から、御相談を頂きました。

Eさんは元来、サッカーを頑張られてきたのですが、数ヶ月前から突然、起立性で悪化する頭痛が発生し、サッカーーどころか、通学も不能になったとの事です。

アメリカで、頭痛で有名な病院など通院し、投薬などの治療を受けましたが、一向に改善しません。

Eさんと、お母様は、脳脊髄液減少症を疑い、遥々アメリカから、山王病院での検査・治療を希望され、先日、入院しました。

RI脳槽シンチを行うと、RI残存率の低下を認め、脳脊髄液減少症と診断、ブラッドパッチを行いました。

血液を9割ほど注入した所でEさんが突然、泣き出しました。

腰痛が強いからかなと思い、治療を一時中断すると、

「頭痛が良くなった!」

と、うれし涙を流されていました。


3年ほど前、当時15歳のWさん(女性)も、アメリカで強固な頭痛を患いました。
日本に帰国し、山王病院にて脳脊髄液減少症の診断を受け、ブラッドパッチにて症状が軽快しました。

現在はバイトなどに精を出し、頑張られています。

Wさんは3年前の体調が悪い時の記憶が曖昧なようですが、行く病院、行く病院で

‘You must be depression!’ (おまえは鬱だ!)

と、言われた事は覚えているいようです。

http://www.youtube.com/watch?v=k4ynCWhqYnQ