脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

たけしの本当は怖い家庭の医学

たけしの本当は怖い家庭の医学

「たけしの本当は怖い家庭の医学」を見ての感想です。

 この番組でもっともと感じたのは

脱水を契機に脳脊髄液減少症を発症する事がある。

難治性の頭痛、めまい、倦怠感などで、どこの病院に行っても原因不明で治療法がない場合、脳脊髄液減少症の場合がある。

脳脊髄液減少症の診断・治療をできる病院が限られている。

一方、 夏型の方が脳脊髄液減少症を発症する事がありますが、それ程は多くないと思います。

また脱水で生じやすい疾患・病態としては熱中症や脳梗塞などがあり、むしろ脳脊髄液減少症より、発生頻度は高いと思います。

今回、テレビ朝日系で「脳脊髄液減少症」を取り上げて頂いた事は、本症の認知度上昇につながりますので、とても感謝です。

今まで、脳脊髄液減少症を罹患し、家族や周囲から理解を頂けなかった方々にとっても、この番組は意義があるものではと推察します。

同時に、番組報道では時間が限られますので、より正確な情報を各自が持つことが重要でしょう。

一部で番組に対する批判も聞こえてきますが、脳脊髄液減少症解明のため、骨の髄まで尽くして下さっている篠永正道教授です。

超多忙にもかかわらず、脳脊髄液減少症啓蒙のため番組に出演された篠永正道教授には、心から感謝と敬意を表します。