脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

点滴を受けたい場合

点滴を受けたい場合

脳脊髄液減少症で症状が悪化した場合、点滴にて症状が緩和される事が少なくありません。

 しかし、「脳脊髄液減少症」という病名を告げると、「そんな病気はうちの病院では分らない!」などの理由で、点滴どころか診察も受けられないといった声を良く聞きます。

実際、状態不良時など、近所の病院などで点滴を受けれるよう、情報提供書を作成させて頂く事があるのですが、「脳脊髄液減少症」という病名のため点滴を受けられなかったという方々もいます。

先日、ある中部地方在住の脳脊髄液減少症の患者さんが都内に来られた時に状態が悪化しました。 救急車を呼んで、いくつかの病院をあたりましたが、「脳脊髄液減少症」と告げると、受けてくれる病院が見つかりませんでした。

たまたまその方の友人が、都内のある病院に勤務していたため、その病院で点滴を受けられましたが、もし、その友人がいなければどうなっていたかわかりません。

では、脳脊髄液減少症の方が調子を崩された場合、どのように言えば良いでしょうか?

一つは、 「鞭打ちの後遺症」もしくは「外傷性頚部症候群」を使うと、診療してくれる病院は増えると思います。 そこで、「点滴をすると症状が落ち着きます。」などと頼んでみてはいかがでしょうか?

(山王病院は救急病院でないため、夜間や休日など対応ができず、大変ご迷惑をおかけしますが、どうかご理解頂けたら幸いです。)