南国からの手紙
- 2009.06.10
- 脳脊髄液減少症

以前にブログで紹介させて頂いたK.Aさん(46歳、女性)。
先日、元気な姿で御来院頂きました。
「健康、会社、資産、財産を全て失い身体が思う様についてきてくれずに、随分と辛く苦しい時期もありました。
生きる事が無意味に思った頃もありました。
心療内科で相極障害と診断も受けていました。
そんな時、高橋先生の著書を拝読させて頂き、心が救われました。今でも、辛い時には繰り返し読ませ頂いております。
南国に来て、新たな生き方も見つけ出せました。
東京で仕事を夢中でやっていた頃とは全く違う生活です。生活水準も二桁、三桁違う生活ですが、それなりに楽しく暮らしています。
以前の様に、バリバリ仕事をしたいと思っていましたが、それは叶わない事の現実も受け止められる様になりました。 今、私が出来る事、そして、今の私の身体に無理の無い事をして生きて行くと言う事が、今の大切なのだと思える様になって来ました。
今は、美容の学校に通い、英語の勉強をしています。 学校の方も一段落の目処がたち、勉強と同時に美容の仕事もしています。
私では無いと嫌だと言って下さる方が20名程になり、それなりに忙しく毎日が過ぎて行きます。 私を、必要として下さる方々がいらっしゃる事が幸せです。 」
健康、仕事などを失い、死を考慮した程の辛さは、想像できません。
しかし、時間をかけて現実をしっかりと認識し、今のK.Aさんができる範囲で、最大限の事を楽しまれています。
過去に憧れる事は、当然と思いますし、拭い去る事はできないと思います。 しかし、それ以上に未来に目を向け頑張られている前向きな姿勢には、心から敬意を表します。
「しあわせは、自分の心が決める」という、相田みつを氏の言葉の深さを改めて感じさせて頂いた想いです。
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高橋浩一 先生
相田みつを氏のご紹介、ありがとうございました。笑
お忙しいとは存じますが、ぜひ氏の美術館も一度ご覧ください。
私が、相田氏の言葉で一番好きなものは、
「せとものと せとものが ぶつかりっこすると こわれちゃう
どちらか やわらかければ だいじょうぶ やわらかい こころを 持ちましょう」
です。ほとんど「座右の銘的」に思っています。
でも、実際は、そんなにうまくはいきません。
そうすると相田氏は…
「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」
と語りかけてくれます。これは「にんげんだもの」という本にもなっています。
これらの言葉は、氏の極貧の生活で、たいへん苦労された中から生まれたものです。
だから、説得力があるのだと思います。
ご紹介まで。
高橋浩一 先生
再送します。
高橋先生、そして本ブログをごらんのすべての皆様へ
中村久子という女性をご存知ですか?
http://www.nakamura-hisako.co.jp/
この方が「生かされている自分」とおっしゃっています。
サイトやwikiを検索なさってみてください。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。相田みつをさん、中村久子さんともにチェックさせて頂きます。個々の言葉、重い響きがあります。
いつも本当にありがとうございます。