感謝!
- 2009.05.29
- 脳脊髄液減少症

私が25年以上前からお付き合いさせて頂いている友人S.Fさん(私より二回り程年上の男性)、先日、突然亡くなられたとの訃報が届きました。
S.Fさんは、東映フライヤーズ時代からの50年来のファイターズファンで、大のスポーツマンです。
一緒に野球観戦したり、飲みに行った事、数知れず。また、一緒にハーフマラソンのレースに出場したり、私の結婚披露宴に参加頂いたり、S.Fさん宅に招待頂き、御馳走になったり・・・・・とても可愛がって頂いたと思います。
一番の思い出は、2006年の日本ハムファイターズの日本シリーズ優勝が決まった時、札幌で観戦されたS.Fさんと、電話でしたが、お互いに歓喜の涙を流し、嬉しさを分かち合った事です。
「死ぬまでに、あと、5回はファイターズの優勝を見ることができる」と仰っていたのが、今年の春の事でした。
また、
「この間、タンボチェ・リに登り、奥にエベレストが見えるんだ。ここで、ファイターズの優勝祈願をしてきたんだ!」
と、以下の写真を見せてくれたのが、昨日のように思います。

ですから、昨夜はS.Fさんの訃報に悲嘆にくれていました。アルコールもデパス(精神安定剤)も効果ありませんでした。
そんな時、脳脊髄液減少症に悩む石川ヤヨヒ様(小生著書の表紙絵の作者)から、メールを頂きました。
「頭痛と背中の痛みが強くなり、絵を描く気力どころか、生きる気力も失いつつありました。しかし、先日Tさんの言葉に、とても励まされました。」
Tさんとは、非常に強く、魅力のある女性です。10年前に原因不明の体調不良に陥り、ほとんど寝たきり状態が続きました。
2年程前に、脳脊髄液減少症と診断し、数回のブラッドパッチでようやく歩けるようになった方です。程度としては、脳脊髄液減少症の中でもかなり重症な方ですが、明るさ、前向きさは超一流です。
10年近く寝たきり状態で、よく強い気持ちを保ち続ける事ができると、とても関心します。またTさんは自分の事だけで大変と思うのですが、他人への励ましなど気遣われ、心底、尊敬しています。
今回私は、石川さん、それからTさんに励まされた想いで、他の何よりも気持ちを安定させる事ができました。とてもありがたく思います。
S.Fさん、心より御冥福をお祈りすると同時に、今までに賜った、たくさんの思い出の数々に感謝します。
本日、S.Fさんの告別式に参列してきました。
ファイターズの帽子をかぶって微笑むS.Fさんの遺影に・・・。
そして、ファイターズ賛歌をバックに出棺され、最後の挨拶をさせて頂きました。
高橋浩一 先生
このたびは、ご愁傷様でした。
故人のご冥福を心よりお祈りいたします。合掌。
私の二度の入院中に、同室の私と同じ病気の方が三人亡くなられています。
ですから、ちょっとヘンな言い回しですが、「死」をとても身近に?感じます。
余談ですが、患者様が亡くなられたとき、看護師さんたちの、あまりの手際の良さに、カーテン越しに、とても驚きました…。「おくりびと」どころではありません。
前向きに、胸を張って生きていないと、「折れそうな自分」がここにいます。
でも、昨日のダルビッシュの快投は、故人の旅立ちへの最高の贈り物になりましたよ、絶対。
あとは、日ハムの優勝あるのみ!ですね。
そして、日本シリーズは、読売巨人軍とやりましょうね。笑
F様
コメントありがとうございます。
私も職業柄、多くの最期を看取ってきましたが、友人の最期は悲しいものがあります。
幸い、昨日はファイターズも勝ってくれましたし、周囲で頑張っている方々も多くいますので、気分はすでに、切り替えました。
厳しいパシフィックリーグのペナントを勝ちあがり、アジア一に輝いて頂きたいものです。
そういうことでしたか。
高橋先生のお気持ちを察しますと私も心が痛みます。
私も交通事故に遭う前に、続けざまに二人の友人を亡くしました。事故の瞬間は、私が三人目かなと思いました。私が生きていられたのは、この二人が守ってくれたに違いないと思いました。そして早い内に高橋先生とお会いすることができたのも、今回、急に高橋先生に会いに行かなきゃ、と思ったのも他生の縁があったという事なのでしょうか・・・
S.Fさんは、これから先も、高橋先生をも見守ってくれる事と思います。ご冥福をお祈りいたします。合掌
石川ヤヨヒ様
コメントありがとうございます。
先日は、どうもありがとうございました。おかげ様で、現在はすっかり元気です。
近日中にS.Fさんを偲ぶ会を開き、仲間で冥福を祈らせて頂く予定です。