脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

青森から一句

青森から一句
青森に住むH.Sさん(女性)。

2年前の交通事故後から、激しい頭痛、頚部痛、倦怠感などに悩み、日常生活にも支障を来たしました。

しかし、地元の病院では、原因不明、気のせい、精神疾患などと診断され、病院へ行くのにも恐怖を感じるようになったそうです。

ある時、脳脊髄液減少症の存在を知り、山王病院を受診しました。

その後、H.Sさんから御手紙を頂きました。

「先日はありがとうございました。今まで、数々の病院へいっては、精神的に切ない事を言われて、病院も医者も信じられなくなっていました。

高橋先生は一緒に頑張りましょうと言ってくれました。

初めて聞く言葉でした。

ここ数日は背中と首が酷く病んで、寝たきりです。寝ても痛いし、どんどん、胸も苦しくなっていきます。

さっき、熱を計ったら七度五分ありました。やっと、洗濯をやりました。高橋先生のブログをみました!感動しました。高橋先生を信じて、なんでも、話せるようになりたいです。

どうしても、今までのトラウマで、思うように、気持ちを伝えられないので。

特に、目の前にすると

昨日、下の子供が痛がるわたしの背中を 擦ってくれました。名前は朝、と書いて、とも、とよみます。泣きながらら、一句つくってしまいました。

 「背を撫でる、朝(とも)の優しさ身にしみて、希望の朝(あさ)を近く感じる」

はずかしながら、一句作ってしまいました。痛みで泣きながら、筆と紙を用意し、そして一句書いて、その後また、寝たきりになりました。

高橋先生にたどり着いたという気持ちで頭が一杯になり、嬉しくて言葉を失ってしまいました。」

H.Sさん、先日、RI脳槽シンチを行い、脳脊髄液減少症の診断を得ました。ブラッドパッチにて、諸症状も軽減しています。

H.Sさんは、俳句が好きで、将来、自分で作った俳句をたくさん飾るのが夢のようです。

そして、先日、再び一句頂きました。

何とも、今の状況を耐えながらも、希望を持たれて、頑張られている想いが強く伝わります。私は書道は全くの素人ですが、H.Sさんの気持ちが、心に沁みてきます。

H.Sさんは事故前までは、ねぶた祭りのお囃子をされていたようで、体調が戻ったら、再びお囃子にも復帰したいそうです。是非、頑張ってください!